猫も時々『ハゲる』ことがあります。一体なぜなのでしょうか?そして、被毛はまた生えてくるのでしょうか?今回は、猫が『ハゲる』ときの原因と、適切な予防策について徹底解説いたします。
猫が『ハゲる』3つの原因!予防はできるの!?
猫の全身を覆うふわふわの被毛。
そのモフモフ感がたまらず撫でていると、突然『ハゲ』を見つけて驚くことも少なくありません。
なぜ猫の脱毛が起こるのでしょうか?再び毛が生える可能性はあるのでしょうか?この記事では、猫の『ハゲ』の原因を3つ紹介し、脱毛の予防法についても詳しく解説します。
1.ストレスによる過剰な毛繕い
猫はストレスを感じると、過剰にグルーミングを行い、その結果、脱毛に繋がることがあります。引っ越しや新しいペットの導入、環境の変化などがストレスの要因となりえます。
猫が快適に過ごせる環境を整え、ストレスを軽減することが大切です。
まずは普段の生活の中できっかけになった事柄を探ってみてください。遊びやリラックスできる空間を確保し、環境の変化はできるだけ少なくしましょう。
その際に、必要に応じてエリザベスカラーを用いると悪化を防ぐことができます。被毛の修復には時間がかかりますが、過剰な毛繕いがなくなれば再び生えてきます。
2.皮膚炎による炎症
皮膚炎は人間のみならず、猫にも起こる疾患です。その原因は、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、猫カビやノミダニに至るまで実に様々なものがあります。
しきりに体を痒がるような仕草が見られたら、皮膚の状態をチェックしてみましょう。
食物アレルギーが原因の場合は、赤身を伴う痒みや抜け毛が目立ちます。真菌が原因の場合は強い赤み、脱毛、ふけが現れます。真菌は人間にも移るので注意が必要です。
疥癬(かいせん)が原因の場合は、耳のふちに症状が現れることが多く、強いかゆみと発赤、脱毛、ふけの増加が見られることが一般的です。
疥癬は外部寄生虫で、野生動物や野良猫から感染することが多いですが、人間も感染する危険性があります。特に免疫力の低下している赤ちゃんやお年寄りなどは注意が必要です。
このように、『ハゲ』の原因ごとに現れる症状はさまざまです。まずは根本的な原因を探ること、そして適切な治療を受けることで少しずつ寛解へと向かいます。
特にペルシャ猫やヒマラヤンなどの長毛の猫種は毛玉やもつれが原因で皮膚炎になりやすい傾向にあります。こまめにブラッシングをすることで被毛を清潔に保ち、皮膚の新陳代謝を促すことができます。
3.首輪によるハゲ
首輪の摩擦も、猫の『ハゲ』の原因の1つです。特に重い首輪や硬い素材の首輪は注意が必要です。
この現象は通称『首輪ハゲ』と呼ばれ、毛根にまでダメージが及ぶと、毛が再び生えてこなくなることもあります。そうならないためにも、予防が大切です。
撮影のために首輪をつける場合は、短時間で済ませましょう。また、室内で迷子になりやすい猫には、軽くて柔らかい素材の首輪を選ぶのがおすすめです。
さらに、首輪についている鈴がストレスとなり、別の原因でハゲを引き起こすこともあります。首輪は、猫の用途や好みに合わせて、適切に選びましょう。
首輪のサイズも脱毛を引き起こす要因につながります。
指2本程度が入るくらいの余裕を持ったサイズで選ぶことで、猫自身も窮屈な思いをせず、脱毛につながる危険性が低いです。
まとめ
猫がハゲる原因を3つ紹介いたしました。
猫の脱毛にはさまざまな原因があり、早めの対処が再発を防ぐ鍵です。
日常的なケアと健康管理を心掛け、猫が快適に過ごせるようサポートしましょう。もし脱毛が見られた場合は、動物病院での診察をおすすめします。
関連記事
・猫が幸せを感じた時にみせる10の仕草
・『離れ離れだった姉妹猫』が4か月ぶりに再会した結果…1週間後の光景に「さすが本当の姉妹」「血の成せる技」と感動の瞬間が話題に
・毎日家に来る白猫を保護して半年……真夜中にみせた『待望の瞬間』に感動の声続出「ギュッとする姿に感動した」「何だか涙が…」
・猫が一緒に寝てくれない6つの理由と一緒に寝る方法
・640gで捨てられた『ひとりぼっちの子猫』を保護→新しい家族の元に迎えられると……「涙腺が爆発した」「繋いでくれてありがとう」と感動の声