猫の突然死の原因になる『心筋症』3つのタイプ別に解説 予防法はある?

2024-11-09 17:00

猫の飼い主として、愛猫の健康を守るために知っておきたい重要な病気があります。それが「心筋症」です。心筋症は猫によく見られる病気で、突然死の原因にもなります。そして愛猫と「突然の別れ」をしないためにも、飼い主はまずこの病気について知ることが大切です。

猫の「心筋症」とは?

人と猫の手でつくったハート

猫の心筋症は心臓の筋肉(心筋)に異常が生じる病気で、突然死の原因のひとつです。

徐々に心臓の機能が低下していくため、初期段階では気づかないケースが珍しくありません。

明確な原因は不明ですが、猫の年齢に関係なく発症するとされ、どんな猫でも起こり得る怖い病気です。

そして心筋症には主に「肥大型心筋症」「拘束型心筋症」「拡張型心筋症」の3つのタイプがあり、それぞれに特徴や治療方法が異なります。

猫の『心筋症』3つのタイプ別に解説

ハートを抱える手

1.肥大型心筋症

肥大心筋症(HCM)は心筋症のなかでも一般的で、なんらかの原因で壁が厚くなり心臓が正常に機能できなくなる病気です。

どの年齢でも発症する可能性があり、見た目上健康な猫でも約15%が肥大型心筋症であるという報告があります。

そしてこの病気のやっかいな点は、初期段階では症状がほとんどあらわれないことです。

多くの猫は病気が進行するまで元気でいることが多く、呼吸困難や活動量の低下、食欲不振のような症状があらわれた段階では、病状がかなり進んでいるケースが少なくありません。

肥大型心筋症に気づかずに病気が進行すると、やがて心臓が十分に血液を送り出せなくなって、開口呼吸をしたり動かなくなったり、ほかには突然死を招く恐れもあります。

予防や完治をすることが難しいため、早期発見・早期治療が非常に大切です。

2.拡張型心筋症

猫の拡張型心筋症(DCM)は、心臓の筋肉が薄くなり「収縮する力」が弱くなってしまう病気です。

心臓は体中に血液を送るポンプのような働きをしていますが、収縮する力が弱くなると、全身に十分な酸素や栄養が行き届けられなくなってしまいます。

すると、呼吸困難・食欲不振・少し動いただけで疲れてしまう・いつも通りの遊びをしないといった症状がみられるように…。

さらに進行すると、肺水腫・胸水・腹水とった非常に危険な状態を招く恐れもあります。

拡張型心筋症の原因は主にタウリンの不足といわれていますが、現在のキャットフードには十分にタウリンが含まれているため、昔と比較すると発症する猫の数は減っているようです。

ただしリスクがゼロになっているわけでもなく、残念ながら不治の病とされ、根本的な治療法はまだ確立されていません。

そのため予防としてタウリンを適切な量摂取したり、少しでも異変を感じたら早めに動物病院を受診するといった対策が大切です。

3.拘束型心筋症

猫の拘束型心筋症は心臓の筋肉が硬くなり、心臓がうまく収縮できなくなる病気です。

ほかの心筋症と同じように初期症状が分かりにくく、呼吸困難・むくみ・後ろ足のまひなどの症状がみられた時には、すでに進行してしまっているケースが珍しくありません。

拘束型心筋症の原因も、まだ完全には解明されていませんが、感染症との関連性が指摘されています。

ただはっきりとした原因は分かっておらず、多くの場合特発性(原因不明)と診断されます。

治療法としては利尿剤や血管拡張剤の投与、胸水抜去など、心臓への負担を減らすための治療が中心となり、根本的な治療法は残念ながらまだ確立されていません。

拘束型心筋症は、他の種類の心筋症に比べて比較的珍しい反面、一度発症してしまうと進行が早く、重症化しやすい病気です。

明確な予防法はありませんが、愛猫の健康を守るためにも定期的な健康診断を受け、少しでも異変を感じたら、早めに動物病院を受診しましょう。

まとめ

ハートを抱える猫

猫の心筋症は、突然死の原因となる深刻な病気です。種類によっては猫によく見られるうえに、明確な予防法や治療法が確立されていないため、非常に厄介な病気と言えるでしょう。

しかし早期発見と適切な管理によって、猫のQOLを守ることが可能となります。

そのため飼い主は猫の心筋症に対する理解を深め、適切な対応をできるように日頃から愛猫の健康状態に注意を払いましょう。

関連記事

用水路から『必死に助けを求めた子猫』が救出された結果→家で見せた『まさかの姿』に「本当に可愛すぎ」「キュンキュンした」と15万再生突破
新入り子猫が『社会勉強』した結果…センパイ達の『手厚すぎる指導』が3万6000再生「ご指導承りましたw」「愛があって優しい…」の声
『お昼寝中の猫達』一匹の猫が"やらかして"…まるで『ビリヤード』みたいな光景に爆笑「本人もビックリw」「スローでみたいw」53万再生
『いつも一緒の兄弟猫』一匹の時にごはんを与えたら…まさかの『健気すぎる行動』が8万2000再生「素敵なコンビ」「優しいね」
猫が見つめる理由とは?飼い主をじっと見る9つの心理

  1. 被告が控訴取り下げ 懲役7年6か月が確定 2024年5月の首都高6人死傷事故
  2. 【ALS闘病】声優・津久井教生さん 「口の中で味覚が分かるのが嬉しいのです♡」「食べるためには姿勢が大事なのです♡座位が保てるようにしていきます♪」 【ニャンちゅう】
  3. 【 ごみ清掃芸人 】 カップ麺のプラの空き容器の汚れ 「汚れを落とすの最大の理由は虫が寄ってこないようになので、この程度はオッケーです!」 【マシンガンズ滝沢】
  4. 大谷翔平 飛距離30㎝で41試合連続出塁 飛距離126mで2試合連続3号、4試合連続マルチ、ド軍今季最多の14得点で4連勝
  5. 猫と暮らすなら『タバコ』を吸うべきではない理由3選 危険なトラブルの可能性から及ぼす悪影響まで
  6. 犬が『飼い主の喧嘩を仲裁する』心理3つ 愛犬は人間が揉めているのが分かるの?
  7. 【速報】高市総理「経済活動にブレーキかける形で節約求める用意ない」 エネルギー安定供給と価格高騰の懸念に対し
  8. イラン当局に拘束されていた日本人1人の保釈を確認 NHKのテヘラン支局長か 木原官房長官
  9. 「デジタル教科書」導入へ関連法の改正案を閣議決定 2030年度以降に学校で使用開始の見通し 松本文科大臣「紙とデジタルそれぞれの良さを」
  10. 原菜乃華、“モヤモヤの正体”に気づく!?明治ブルガリアのむヨーグルト新CM公開
  1. 【速報】トランプ大統領「日本は助けてくれなかった」 イランへの軍事作戦で名指しで不満表明
  2. イスラエル・ネタニヤフ首相がトランプ大統領にイランへの「停戦阻止」求めたか 米メディア報道
  3. 死体遺棄容疑で逮捕の男 殺害についてもほのめかす 長野県の山中に高齢女性の遺体を遺棄した疑い
  4. トランプ大統領 米軍戦闘機撃墜で「兵士行方不明」を伝えた報道機関を調査 記者が情報源を明かさなければ「刑務所行き」と主張
  5. お出かけをする犬→途中で『動物病院への道』と気付いてしまい…想像以上の『全力拒否』が164万再生「嫌だよねw」「小さな抵抗が可愛い」
  6. トランプ大統領「グリーンランドを渡そうとしない」 NATOの対応を批判
  7. 【速報】高市総理「ホルムズ海峡の安全な航行を確保してほしい」 日イラン首脳会談で伝達の意向明かす
  8. パッキングをしていたら、なぜか犬が『上目遣い』で見てきて…あまりにも愛おしい『まさかの光景』に1万いいね「健気…」「おねだり顔が可愛い」
  9. 大谷翔平 2戦連発の3号!WS連覇の地で打球速度173キロ、飛距離126mの豪快弾、第2打席は内野安打で連続試合出塁記録も“41”
  10. 被告が控訴取り下げ 懲役7年6か月が確定 2024年5月の首都高6人死傷事故
  11. 商業施設で『女性の下着』盗撮 市役所職員(47)逮捕 目撃者に【取り押さえられる…】
  12. 髙木美帆が笑顔の引退会見、平野歩夢のサプライズ登場に「頭が真っ白(笑)」今後は「いくつか興味を持っているものがあって…」