『猫の顔つき』は生活環境で変わる!“いい顔”を作る3つの要因 飼い主と似てくることもある?

2024-11-10 12:00

なんだか愛猫の顔つきが変わった…?実は、生活環境の「あれこれ」で猫の顔は変わります。いい顔にするためにやった方がいい3つの環境をチェックしましょう。また、猫と飼い主の顔が似る説についても紹介します。

1.栄養のある食事を摂れている

ごはんを食べる猫

栄養のある食事を摂ることが、猫の顔つきを良くすることがあります。単に美味しいものや贅沢なものがいいというわけではなく、猫に必要な栄養がきちんと摂れていることがポイントです。バランスのいい食事が健康な体をつくり、精神的な余裕を作るためと言えます。

野良猫は、飼い猫と比べてきつい顔つきをしていると感じたことがないでしょうか。

これは、食事が満足に取れないために健康状態が悪く、具合の悪さが顔に出ていると考えられます。また栄養が偏ることで毛艶が悪くなったり目ヤニが出やすくなるため、見た目が悪く見えやすいということもあるでしょう。

自然界で競争しなくてもお腹が満たされることは、精神的な安定につながります。人間は心の状態が顔に出ることがありますが、猫も同じことが言えるのです。

2.体のケアを充分にされている

ブラッシングされる猫

こまめなブラッシングも、猫の顔つきを良くするポイントとなるでしょう。

ブラッシングには、体の汚れを落として毛並みを整えたり、皮膚を刺激することで血行促進につながったりと、さまざまな効果があります。猫がなりやすい「毛球症」の予防としても効果的です。

猫は自分でも毛づくろいできますが、飼い主によるブラッシングはスキンシップにもなります。猫社会でも「アログルーミング」といって、猫同士で毛づくろいをしあう習性があるのです。マッサージするようにブラッシングすれば、心がリラックスしてストレス解消にもつながるでしょう。

とくに、高齢の猫は毛づくろいをする頻度が減ることがあるため、飼い主がこまめにブラッシングしてあげるのがおすすめです。手の届かないところまでケアしてあげることで、幸福感から顔つきが良くなる可能性があります。

3.ストレスのない生活を送っている

男の子と猫

ストレスがたまると顔つきが悪くなるのは、自身でも心当たりがあるかもしれません。

猫も心の状態が顔に出ます。眼つきが鋭くなったり、口をぎゅっと結んでいたり、見るからに怒っているような顔になるでしょう。顔つきだけでなく、攻撃的な性格になることもあります。

猫がストレスをためる原因としてよく挙げられるのは、「環境の変化」や「大きな音」、「さみしさ」などです。

引っ越しや家族構成の変化、留守番時間の変化などがストレス要因となります。また花火や工事の音などで一時的にナイーブになる場合もあります。

顔つきをやわらかくするためには、猫がストレス発散できる環境を作ってあげることです。上下運動ができるキャットタワーを用意してあげたり、反対に隠れられる場所を作ってあげるのもいいでしょう。

飼い主と似てくることがある?

抱きしめられる猫

人間は自分に似た猫を選ぶ…なんて話を聞いたことがあるかもしれません。実際にアメリカで行われた研究では、自分に似た猫を飼い猫として選ぶ傾向があることが証明されています。

しかし、このこととは別に、一緒に暮らすうちに徐々に似てくることもあるようです。

例えば、飼い主が愛情をストレートに伝える性格であれば、自然と猫とのスキンシップが増えるでしょう。甘える頻度が高い猫は飼い主と同じようにコミュニケーションが好きな性格になり、人懐こい顔つきになるのかもしれません。

反対にクールな性格の飼い主であれば、猫とも自立した関係を築くことが多いといえます。自立心の高さが双方の顔つきに出れば、結果的に似てくることもあるでしょう。

また、生活環境や生活リズムが同じであることも、飼い主と猫が似てくる理由のひとつとして挙げられます。夫婦が歳を重ねて似てくることがあるように、人間と動物でも同じことが起こりえるのかもしれませんね。

まとめ

顎を撫でられる猫

猫の顔つきは、その健康状態や生活環境、飼い主との関係によって影響を受けます。

栄養のある食事を提供し、定期的なブラッシングを行うことで、猫の見た目や気分を向上させることができます。

また、ストレスを軽減するために、快適な環境を整えることも大切です。さらに、飼い主とのコミュニケーションや愛情表現が深まることで、猫の性格や表情に変化が現れることもあります。

これらの要素を考慮しながら、猫の健康と幸福をサポートしていきましょう。

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