DeNAを戦力外となった石川達也投手(26)を巨人が支配下で獲得することがわかった。
4年目左腕の石川は、横浜高から法政大に進み、20年育成ドラフト1位でDeNAに入団。22年6月に支配下登録されると、3年間で46登板を果たした。開幕を1軍で迎えた今季は、全試合中継ぎで15試合に登板し、防御率1.93の成績。5月26日の登録抹消以降、1度も昇格できず、10月にDeNAを戦力外となった。
石川は打者のタイミングを外す独特なフォームから、最速151キロのストレートとフォークで打ち取るスタイルの左腕。DeNA時代、1軍での全46登板中45登板がリリーフ登板だった。
巨人でもリリーフとしての活躍が期待されるが、今季の巨人のリリーフ陣は、左腕では来日2年目のバルドナード(31)が58試合、対左打者のワンポイントで存在感を発揮する高梨雄平(32)が51試合と、それぞれ50試合以上の登板を果たし、セ・リーグ優勝に貢献。2012年以来の日本一へ、現在26歳とまだ若い石川に期待がかかる。
■石川達也(いしかわ・たつや)
1998年4月15日生まれ、26歳 神奈川県横浜市出身 左投右打
横浜高(神奈川)~法政大~20年DeNA育成ドラフト1位指名。横浜高時代は、同学年の現楽天・藤平尚真(26)と左右2枚看板で3年夏の甲子園に出場。卒業後に進んだ法政大では、怪我に苦しんだが、20年育成ドラフト1位でDeNAに入団。22年6月に支配下登録されると、今季までの3年間で46試合に登板。10月にDeNAを戦力外。