厚生長官に「ワクチンに否定的」な人物　トランプ流の人事指名が次々

連日、サプライズ人事を発表しているアメリカのトランプ次期大統領。医療分野などを所管する厚生長官に指名したのは、ワクチンに「否定的な」発言や風変わりな言動が話題になった人物でした。

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トランプ次期大統領（SNS）
「（新政権の）厚生省の長官にロバート・ケネディ・ジュニア氏の指名を発表できることを嬉しく思う」

ケネディ氏は民主党のジョン・F・ケネディ元大統領の甥で、父親はロバート・F・ケネディ元司法長官です。

名門・ケネディ家の一員ながら、今回の大統領選では党の予備選から撤退すると、無所属で出馬。8月に本選から撤退後には一転、共和党のトランプ氏への強い支持を表明していました。

ロバート・ケネディ・ジュニア氏
「アメリカを再び健康にする大統領が必要でしょう？」

弁護士として長年、環境保護活動を続け、子どもたちの健康問題についても訴えてきたケネディ氏。ただ、ワクチンについては過去に「否定的」な発言も。

ロバート・ケネディ・ジュニア氏
「安全で有効なワクチンはない」

また、「ワクチンが自閉症を引き起こす可能性がある」などと科学的根拠が薄いとみられる情報からワクチンの安全性に疑問を呈したこともあります。

厚生長官への指名に市民は…

市民
「なんてこと…どのポスト？」
「それは初耳。なんてこと。でも、ほら、驚かないけど」
「この国はお先真っ暗だ、トランプの2回目の大統領選勝利でね。不満だよ。乗り切れるといいけど」

最近では、ニューヨークのセントラルパークで子グマの死骸を捨てたことがあると告白するなど世間を賑わせる言動も多いケネディ氏。

それでも、トランプ氏は「ケネディ氏は慢性疾患がはびこる状況を終わらせて、アメリカを再び偉大で健康な国にするだろう」と期待を寄せています。