東京都が設置した災害派遣医療チーム「東京DMAT」が今年、発足20年を迎え、東京消防庁やJR東日本と合同で訓練を行いました。
「東京DMAT」は、自然災害や大規模な交通事故が発生した際、東京消防庁などと連携してけが人らの救命処置などを行う東京都直轄の医療チームで、今年、発足から20年を迎えました。
JRの車両基地では、踏切で列車と乗用車が衝突したという想定の訓練が行われ、DMATの隊員たちはけがの程度によって治療の優先順位を決める「トリアージ」や、けが人の救助や治療にあたりました。
「東京DMAT」の発足当初、指定病院は都内7医療機関でしたが、現在は27医療機関で、およそ1000人の体制を確保しているということです。