殺傷能力がある自作の「コイルガン」1丁を自宅で所持したとして、29歳の会社員の男が警視庁に逮捕されました。
銃刀法違反の疑いで逮捕された栃木県那須町の薄井信明容疑者(29)は今年10月、自宅で殺傷能力のある拳銃1丁を所持した疑いがもたれています。
警視庁によりますと、薄井容疑者が所持していた拳銃は自作の「コイルガン」で、作り方は自分で学び、「10年以上前、高校生の時に作った」と供述しているということです。
また、薄井容疑者は製造する様子の動画を撮影し、インターネット上で公開していてこれまでに352万回再生されていました。
警視庁のサイバーパトロール捜査で事件が発覚し、押収されたコイルガンは実際に実弾を入れて撃つことができ、殺傷能力が認められたということです。
警視庁は薄井容疑者の認否を明らかにしていません。
薄井容疑者が所持していた「コイルガン」は、殺傷能力があることから拳銃と認定されましたが、「コイルガン」をめぐっては今年6月に銃刀法の一部が改正され来年3月までに原則、所持が禁止となります。
警視庁は東京都内の全ての警察署で無償で回収を行っています。