運送会社の広報部長として働くハチワレ猫のふくちゃん。その愛らしく自由奔放な姿からは想像もつかないような、過酷な過去を持っていました……
Instagramアカウント「nissho_1974」に、運送会社の広報部長をしているハチワレのふくちゃんの、猫生についてまとめたリールが投稿されました。
命の恩人と再会している動画とともにまとめられたこのリールは、100万再生を突破し、「今は幸せになって本当によかったね♡」といった声があがりました。
瀕死の状態で保護されたふくちゃん
その日、命の恩人であるコモリンさんと再会を果たした、嬉しそうな表情をしているハチワレ猫の「ふく」ちゃん。コモリンさんは7年ほど前、仕事終わりに駐車場でカラスが騒いでいることに気がついたそう。様子を見に行くと、なんと、数羽のカラスが1匹のふくちゃんを取り囲み、力尽きるのを待っていたのだといいます。
コモリンさんに危ないところを保護されたふくちゃんでしたが、保護当時はガリガリに痩せ、切断された右手からは血が滲み、目は目ヤニで開かなくなっていたんだとか。
献身的に支えてくれたコモリンさん
ふくちゃんはご飯を食べる力もなく、コモリンさんは工夫してなんとか食べさせたといいます。動物病院での診察の結果、ふくちゃんは出産歴があって年齢は5歳半程度、切断された手は手術されたばかりということが判明。
予防接種や結膜炎の治療を受けながらも、コモリンさんのお宅には猫が嫌いな室内犬がいるため、ふくちゃんを飼うことは難しかったとのこと。それでもコモリンさんは献身的にお世話を続け、ふくちゃんを支えたというのだから、尊敬せずにはいられません。
会社に福を運び込んできてくれたふくちゃん♡
最終的に、ふくちゃんは会社に福を招くからと、会社で飼うことに。コモリンさんはその後も退職するまで毎朝早く出勤し、週末はご家族でふくちゃんのお世話をしてくれたそう。そして、退職した今も、ふくちゃんに会いにきてくれるのだとか。今回久しぶりの再会でコモリンさんの腕の中でまん丸になっている様子に笑みが溢れます。
命の恩人であるコモリンさんが言った通り、会社に福を運び込んできてくれたふくちゃん。大勢の人に愛されて幸せそうな現在の姿を見ていると、思わず涙が出てきてしまいます。
このリールの視聴者からは、「これほどの福を引き寄せたふく部長の生命力。そしてまだまだ広がる温かい輪に、嬉しさと感謝でいっぱいです!」「過酷な状況でふく部長を保護なさったコモリンさんご夫妻に頭の下がる思いがいたします」「出産も経験して子猫たちもいなくなり、手も不自由でどんなに大変だったろうか。こもりんさんは本当に命の恩人ですね」「命の恩人のコモリンさんにはまた違う甘え方してますね」といったコメントがよせられました。
Instagramアカウント「nissho_1974」は石川県川北町にある運送会社のアカウントですが、広報部長のふくちゃんの、自由奔放で愛に満ちた日常の写真をメインに投稿しています。
写真・動画提供:Instagramアカウント「nissho_1974」さま
執筆:Megumi
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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