ウクライナ空軍は、ロシア軍が25日から26日にかけて188機のドローンを発射し、首都キーウなどを攻撃したと発表しました。一晩の攻撃としては過去最多だということです。
ウクライナ空軍はSNSで、ロシア軍が25日夜から26日にかけて188機のドローンを発射して首都キーウなど各地を攻撃したと明らかにしました。
空軍はこのうち76機を撃墜したものの、重要なインフラ施設や集合住宅などが被害を受けたということです。また、一晩の攻撃で使われたドローンの数としては過去最多だということです。
ゼレンスキー大統領はSNSで、「ドローンには外国製の部品が使われており、ロシアがこうした攻撃ができるのは制裁を回避しているからだ」として各国に対して制裁が機能するよう協力を求めました。
こうした中、NATO=北大西洋条約機構は26日、ウクライナと協議する枠組み「NATOウクライナ理事会」を開きました。ロシアが21日に最新の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」による攻撃を行ったことを受けて開かれたもので、ウクライナ軍の高官がオンラインで状況を説明しました。
これに対し、NATO側は「ロシアがオレシュニクを配備しても紛争の行方が変わることはない」などとして、ウクライナへの支援継続を改めて確認しました。