「生きがい」は、イキイキと暮らすうえで、大切な要素です。それは猫にとっても変わりません。今回は、愛猫に喜びをもたらす3つの「生きがい」を紹介します。みなさんの愛猫に当てはまるかどうか、いろいろ想像しながら読んでみてください。
1.「やっぱ、ごはんだよ!」
猫の「生きがいランキング」で確実に上位に食い込むのは、やはり、ごはんです。通常の頻度なら1日2回のごはんを心待ちにしつつ、猫たちは1日を過ごしています。
「ごはんだよ!」という超難解な人間コトバも猛勉強の末、マスターし、いざ号令がかかれば、発達した後ろ足の速筋をフル回転させ、瞬時に現場まで駆けつけます。
さらに、伝統的な猫マナー教室で鳴き落とし&スリスリの合わせ技を習得し、ごちそうを早めに引き出す際に、余すことなく駆使します。
猫たちにとって、「Road to ごはん」のプロセスは、遊園地に向かう子供のように、ワクワクが止まりません。
ごはんをガツガツ食べてくれる愛猫を眺めていると、このうえなく幸せな気持ちになる飼い主さんも多いことでしょう。あれこれと試して、やっとドンピシャのフードを見つけたときは、なおさらにその喜びが深くなります。
実は、猫の「生きがい」が、飼い主さんの「やりがい」にもつながっています。
2.「遊びだって、すごく大事!」
おうちで暮らしていても、猫は、生粋のハンターです。ご先祖様から続く狩猟本能は根強く残っています。猫にとって遊びは、擬似的な狩りのレッスンです。
飼い主さんが巧みに操る猫じゃらしをネズミや鳥、昆虫などに見立て、低い姿勢で構えつつ動きを見極めます。そのときの黒いまん丸黒目は、集中力が研ぎ澄まされた証拠です。お尻モゾモゾしたのち、ロケットダッシュで「獲物」へと襲いかかります。
遊びを通じて、猫は、持ち前の野生本能が錆びついていないか、動作確認とメンテナンスを繰り返します。おもちゃ遊びで見せる野性味は、かわいさとはまた別の「猫らしさ」です。
おもちゃ遊びは、運動不足やストレス解消にもつながります。日々、いっしょに楽しく遊びながら、ちっちゃなハンターのハンティングぶりを観察できるのも、飼い主さんの醍醐味です。
3.「いちばんの生きがいは…」
愛猫が「生きがい」を最も感じているのは、飼い主さんがいてくれることです。美味しいごはんも、快適なトイレも、リアルなおもちゃ遊びも、すべては飼い主さんから始まっています。
いっしょにいるだけで安心できて、甘えたいときに甘えさせてくれ、いつも気持ちいいところをやさしく撫でてくれる。そして、不機嫌なときはあえてそっとしておいてくれる。
そんな飼い主さんは、愛猫にとって、本当にかけがえのない存在です。頭ゴッチン、喉ゴロゴロ、ヘソ天など、あらゆるかわいさを総動員させて、日頃からいかにリラックスできているか、気持ちを伝えてくれています。
逆に言うと、こまめにお世話できるのは、飼い主さんが愛猫を「生きがい」だと感じているからでしょう。お互いの「生きがい」は、両想いの関係性によってのみ成立します。
もし愛猫が人間コトバを話せるなら、きっとこう言ってくれるはずです。
「いつも大切にしてくれて、ありがとね」。
まとめ
喜びは、猫にとっても生きる原動力です。「生きがい」こそ、数多くの喜びをもたらしてくれます。今回は、猫における代表的な3つの「生きがい」を紹介しました。みなさんの愛猫に該当するものはあったでしょうか?
愛猫がごはんをモリモリ食べ、おもちゃでハンター欲を満たせるのも、飼い主さんがいればこそです。さらに言えば、愛猫がいるからこそ、自分は幸せなのだ、と多くの飼い主さんが思っているかもしれません。これからもみなさんが愛猫と仲良く暮らせることを心から願っております。
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