猫の『ウンチがくさくなる』のは異常?考えられる4つの原因 ニオイを減らすことはできる?
猫のウンチは小さいけれど強烈な臭いを放ちます。トイレ掃除をしていて「こんなに臭くて大丈夫なの?」と心配になる飼い主さんもいるかもしれませんね。今回は、猫のウンチがくさくなる原因を4つまとめました。ニオイを減らせるようにするための対策も合わせて解説します。
1.食事

完全肉食動物である猫のフードにはタンパク質が豊富に含まれています。摂取したタンパク質が胃や腸の中で消化しきれないとウンチの臭いの元を作る腸内細菌のエサとなり、悪臭の元となる「インドール」や「スカトール」、「硫化水素」といった成分が生み出されるのです。
他にも、食べ物が体に合っていない、フードが上手に消化できていない、栄養バランスが偏っているといった日々の食事による影響も考えられます。
愛猫にあっていて栄養バランスの良いフードを与えるよう心がける、食べ方や与える量・頻度にも気を配るなど、食事改善をしてみると変化が期待できるかもしれません。
2.ストレス

猫はストレスを感じやすく体調にも影響しやすい動物です。強いストレスを感じたり心の負担が蓄積していくと消化不良になりやすく、腸内環境の悪化を招いて悪玉菌が増えてしまいウンチの臭いがきつくなる原因になります。
猫がストレスを感じるのは以下のような要因が考えられます。
- 引っ越しや模様替えなどの環境変化
- 同居猫や他の動物との相性が合わない
- 家族構成が変わった(子供や新入り猫など)
- 同居猫と適度な距離が保てない
- トイレが汚れている
- 猫砂やトイレの大きさ、形が気に入らない
- トイレの数や置き場所が気に入らない
- 留守番の時間が長い
日々愛猫の様子を観察しながらよくコミュニケーションを取り、猫が落ち着いてのびのびと過ごせる環境になるよう見直してみましょう。
3.感染症

細菌やウイルス、寄生虫に感染している猫は臭いの強いウンチをする場合があります。臭いの変化だけでなく軟便や下痢、血便といった症状が現れることもあるので注意が必要です。
ウイルス感染では、猫汎白血球減少症(パルボウイルス感染症)や猫腸コロナウイルス感染症などにより感染性胃腸炎を発症することで臭いが強くなります。
寄生虫感染では、回虫や瓜実条虫、トリコモナス、マンソン裂頭条虫といった寄生虫が原因となり様々な症状が出ます。ウンチの中に白い粒やひも状のものが見られることがありますが、便中になかなか出てこなかったり、肉眼で確認できない寄生虫もいます。
細菌感染の場合はサルモネラ、クロストリジウム、カンピロバクターといった細菌が元になり胃や腸で炎症を起こしてウンチの状態にも異常が生じます。
感染症を防ぐために定期的にワクチン接種をする、寄生虫駆除薬を滴下する、外の猫や動物との接触を控えるといった予防策を取っていきましょう。
4.病気

猫のウンチが臭くなるのは、感染症以外の病気が原因となっているケースも考えられます。
小腸・大腸、膵臓、胆のう、肝臓などの消化器系の炎症や腫瘍、便秘、肛門腺炎、肛門腺破裂により便の状態が悪くなることがあります。ウンチが腐敗臭や酸っぱい臭いになったり、臭い以外にも軟便や嘔吐といった別の症状が出る場合もあるため、普段と違う様子が見られる時は念のためでも良いので受診をしましょう。
まとめ

猫は肉食動物でタンパク質を多く摂取することから、もともとウンチの臭いは強めです。しかし、合わないフードやバランスの偏った食事を取っていたり、ストレスが溜まりやすい生活を送っていたりするとウンチがさらに臭くなる可能性があります。
また、感染症や病気によるウンチの臭いの変化も考えられるため、少しでも異変が見られたら動物病院を受診しましょう。
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