共同通信は、生稲晃子外務政務官がおととし8月に靖国神社を参拝したと誤って報じた問題について、編集局長らあわせて6人を懲戒処分にしたと発表しました。
【動画】共同通信 編集局長ら6人を懲戒処分 「生稲晃子氏が靖国参拝」誤報問題で
この問題は、共同通信がおととし8月15日の終戦の日に、生稲晃子外務政務官が靖国神社を参拝したと誤って報じたものです。
この報道により、世界文化遺産「佐渡島の金山」の労働者追悼式に韓国政府が政府代表の出席を見送る事態を招き、日本と韓国の外交関係にも影響を与えたとして、先月、共同通信の水谷亨社長が謝罪をしていました。
共同通信はきょう、この誤った報道に関して高橋直人編集局長と山根士郎ニュースセンター長を更迭したうえ、高橋局長らあわせて6人を懲戒処分にしたと発表しました。
また、水谷亨社長と小渕敏郎専務理事は3か月間、役員報酬の10%を返上するということです。
共同通信の江頭建彦常務理事は「関係者や読者の皆さまに改めておわび申し上げます。少しでも疑いが残る情報については、記事化する前に必ず再確認するなど、再発防止策を徹底します」とコメントしています。