長引く物価高や気温が高い日が続いたことで、10月に2人以上の世帯が消費に使った金額は1.3%減少しました。
総務省が発表した10月の家計調査で、2人以上の世帯が消費に使った金額は30万5819円でした。
物価の変動を除いた実質で、去年10月と比べて1.3%の減少で、マイナスとなるのは3か月連続です。
長引く物価高による節約志向が続いていて、▼米類がマイナス6.4%、▼値上げが多かった菓子類がマイナス3.0%など食料品が伸び悩みました。
さらに、例年と比べて10月は暖かい日が多く、シャツ・セーター類が17.6%減少するなど、秋・冬物の洋服が不調だったことも消費を押し下げる要因となりました。
一方、暑い日が続きエアコンの使用が増えたことなどから、電気代は16.3%のプラスでした。