先月、暴行の疑いで逮捕された栃木県警の40代の警部補の男が、今年5月に宇都宮市の自動車用品販売店の店長を脅して78万円あまりを要求したとして再逮捕されました。
恐喝未遂の疑いで再逮捕されたのは、栃木県警の警部補の男(43)です。
男は、今年5月、宇都宮市下砥上町の自動車用品販売店で、車のタイヤが破損したのはタイヤ交換の作業に問題があったからなどと、40代の男性店長を脅し、修理代78万円あまりを要求した疑いがもたれています。
警察によりますと、男はあわせて3度店を訪れ、「SNSにさらすぞ」などと店長などにしつこく迫っていて、店員が警察に通報したということです。
警察は、タイヤの破損は事故が原因とみて捜査していますが、調べに対し、男は「私の車の修理費用の被害回復を求めただけ」と容疑を否認しています。
男は先月22日にも、暴行の疑いで逮捕されていました。
男は病気で休暇中で、栃木県警は男の刑事責任能力の有無の確認が必要だとして、男の氏名を公表していません。
栃木県警は、「警察官としてあるまじき行為。被害者、関係者、県民に深くお詫び申し上げます」とコメントしています。