【保田圭】服部幸應さん合同葬に涙「本音をいうと、もっともっと教えてほしかった」

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-12-13 16:38

10月4日に急性心不全のため78歳で亡くなった料理評論家で服部栄養専門学校校長の服部幸應さんの服部栄養専門学校・服部家合同葬が13日、東京都の増上寺・光摂殿で営まれ、親交のあったおよそ8000人が最後の別れをしました。

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長年 親交があり、弔辞を務めたフランス料理レストラン「ラ・ロシェル」のオーナーシェフ 坂井宏行さんは、式後 会見に応じ、″78歳。僕より若いのに78歳は早すぎる″と悔しがりました。

最後に会ったのは数週間前のパーティー。偶然 隣の席だったそうで″ムッシュ(坂井氏の愛称)はいつも元気だねぇ″と言葉を掛けられたのが最後となったそうです。

「フレンチの鉄人」として出演していた番組では、坂井さんが対決中、服部さんの解説の声が聞こえ、″「きっとこれは蒸しますよ」と聞こえたので、意地悪して焼いちゃったら、その戦いで負けました″と懐かしそうに笑いました。

また料理界への影響については″多方面において興味深いものは「とりあえずやってみるか?」という人だった。世界中から有名なシェフたちを招いて講習会とかをやってしまう。その凄さはさすが。ここまで貢献された人はいないと思います″と、その功績を称えていました。

約20年以来の親交があったパティシエの鎧塚俊彦さんは″僕がヨーロッパから帰って来た時から かわいがってもらった。妻は僕よりも早くに親交があり 結婚式にも来てくださった。服部先生は妻のことを“なお美ちゃん、なお美ちゃん”と言ってくださって、かわいがってくださった。夫婦でよくしてもらいました″と15年に亡くなった妻・川島なお美さんも含め家族ぐるみの付き合いだったことを明かしました。

亡くなる4日前にも会っていたそうで″まさかという思いで驚きました。ショックでした″と悲報を聞いた際の驚きを語りました。そして″素晴らしい道を切り開いてもらった。「これからは君達の時代だからね」と言ってもらった。パティシエの僕たちが注目を浴びるようになったのも先生のおかげだと思うので、心から御礼を申し上げたい。微力ですが「僕たちがやっていきますので見ていてください」という気持ち。残された私たちが先生が切り開いた道をさらに先へと進めていかなければいけないので、見ていてください。頑張りますと申し上げたい″と料理業界への多大な貢献を感謝すると共に自身の決意を述べました。

また、今年2月の同校学園祭で会ったのが最後となった卒業生でもある女優の水野真紀さんは″柔らかい雰囲気はそのままだったんですけど、23年前の先生のイメージもありましたので、少しお痩せになったのかなという印象でした″と語り、″在学中は本当に多忙なのに、学校でお会いする機会が多くて、私のクラスの隣が校長室で、行くと朝早くからいらして、それくらい学校、生徒を愛していらっしゃるのだなと感じていて、先生のほわっとした温かさが、学園全体を包むような雰囲気でした″と当時の思い出を振り返りました。

そして、″先生と出会った頃の年齢に私もなり、一人一人が食を通じて何ができるのかというのを、卒業生が残りの人生を使って、世の中に伝えていかなければならない。ささやかながらも先生の意志を継いでいきたいと思っています″と思いを紡ぎました。

そして服部さんが亡くなる直前までラジオ番組で共演し、食事を共にしたタレントの保田圭さんは″ その数時間後ということで信じられないという思いでした″と当時の心境を振り返り″私は先生に出会うまで、お料理も全然できなかったし、食にも興味が無かったけど、今は先生から食育。食の大切さを教えていただいて、食べることの大切さを学びました。スーパーに行ったり、キッチンに立ったりする度に服部先生に教えていただいた言葉が、よみがえってきて…″と涙を堪えながら″焼き芋は160度で1時間じっくり焼いた方が甘くなっておいしいよとか。お魚の鍋は日本酒を使ったらおいしいよとか。教えてもらったことが多すぎて…生活の端々に先生がいてくれている気がします。本音を言うと、もっともっと教えて頂きたかった。もっと笑って一緒に過ごしたかったなという思い。日本の食育のために日々活動なさっていたので、ゆっくり休んで頂きたい″と涙を流しました。

【担当:芸能情報ステーション】

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