アサド政権が崩壊したシリアをめぐり国連の特使は、安全保障理事会の会合で経済制裁の解除や人道支援活動への協力などを各国に求めました。
シリア問題を担当 ペデルセン国連特使
「包括的な政権移行の進展が、経済的なサポートをシリアが受けるためのカギになる」
シリアを訪問している国連のぺデルセン特使は17日、安全保障理事会の会合にオンラインで出席し、人道支援の拡大の必要性などを訴えました。
また、ぺデルセン特使は円滑な政権以降のため、アメリカやEUがアサド政権時代からシリアに課している経済制裁を速やかに解除すべきだという認識を示しました。
また、別の出席者からは「シリアでは深刻な人道危機が起きている」として、「制裁やテロ対策が人道支援の妨げになってはいけない」などという声も上がりました。