岩屋外務大臣が来週、中国を訪問し、日中外相会談を行う方向で調整を進めていることがわかりました。
政府関係者によりますと、岩屋外務大臣は来週24日に北京へ出発し、25日にも王毅外相と会談を行う見通しです。
日本の外務大臣が中国を訪れるのは去年4月以来で、会談では東京電力・福島第一原発の処理水をめぐる日本産水産物の輸入再開についても改めて確認するとみられます。
岩屋大臣は今月都内で開催された「東京-北京フォーラム」で、日中両国は幅広い分野で意思疎通を強化する必要があるとして、早期の訪中に意欲を示していました。
また、25日には両国民の相互理解の促進について協議する「日中ハイレベル人的・文化交流対話」も5年ぶりに開催される見通しで、日本政府が検討を進める中国人向けビザの発給要件の緩和についても話し合われるとみられます。