次世代半導体の国産化を目指す「ラピダス」を支援する法案について、経済産業省はきょう有識者会議を開き、具体的な議論を始めました。
武藤容治 経済産業大臣
「産業競争力の強化、経済安全保障およびエネルギー政策の観点から、複数年度にわたり大規模かつ戦略的に重点的に(半導体への)投資支援を行う必要がある」
経産省できょうから始まった有識者会議では、次世代半導体の量産を支援するための制度などについて話し合われます。「ラピダス」を念頭にしていて、政府系機関による出資や債務保証、税制優遇などを通じて次世代半導体の量産を支援する考えです。
政府はこれまでラピダスに9200億円を投じると決めていますが、量産には5兆円が必要とされていて、追加の資金調達などが課題となっています。政府は今後有識者などからの意見を踏まえ、来年の通常国会に半導体支援の法案提出を目指しています。