法人税などおよそ6400万円を脱税したとして、東京地検特捜部は東京・千代田区の弁護士の男を法人税法違反などの罪で起訴しました。
法人税法違反の罪などできょう起訴されたのは、東京・千代田区の弁護士・鈴木康之被告(53)です。
特捜部によりますと、鈴木被告は2022年6月までの2年間に、架空の業務委託費を計上するなどの手口で実質的に経営する人材派遣会社の所得およそ1億5400万円を隠し、法人税と消費税あわせて6400万円を脱税した罪に問われています。
また、特捜部は、架空の業務委託先として人材派遣会社から振込入金をさせるなどして鈴木被告の脱税を手助けしたとして、会社役員の大場裕之被告(49)を法人税法違反ほう助の罪で在宅起訴しました。
今月5日、鈴木被告は自身が代表を務めていた弁護士法人の法人税およそ2700万円を脱税した罪で、大場被告はそれを手助けした罪で、それぞれすでに起訴されています。