寒さに耐えかねたのでしょうか。1匹の野良猫が民家のドアを引っ掻きながら助けを求めました。その後保護され、家猫になるまでの軌跡をご紹介します。
ドアを引っ掻くのは凍える野良猫だった
ドアを引っ掻く音
極寒のカナダでの出来事。ある日、ケベック州に住む女性が玄関ドアを引っ掻く音を聞き、確認しに出てみると、そこには猫の姿がありました。
寒さに耐えかねたのか、前足で一生懸命ドアを引っ掻き中に入れて欲しそうにしています。
女性はすぐさま、その年老いた野良猫を家の中へ入れました。野良猫は見るからに空腹で、凍えており、さらには獣医師の治療が必要なのがわかります。
女性は十分な食べ物を猫に与え、動物保護施設「ワン・キャット・アット・ア・タイム One cat at a time」に連絡しました。
保護
保護施設に引き取られて獣医師の診察を受け、長年にわたり野良猫として暮らしてきた成猫であること、直ちに体中のノミの駆除、さらには傷や呼吸器の感染症の治療が必要であることがわかりました。
治療中はとても大人しくお利口さんなこの子を見て「過去にも治療を受けたことがあるのではないか」と施設のスタッフは思ったとのこと。
治療のために触られるとゴロゴロと大きく喉を鳴らし、とても “協力的” だったそうです。
回復し永遠のお家へ
必要な治療が終わると猫ちゃんは「アスラン」と名付けられ、数週間後、保護施設のボランティアの女性が自宅に連れ帰ってくれることに♪
アスランはとてもフレンドリーで、新しいお家にもすぐに慣れ、飼い主さんや先住猫さんたちとも仲良く暮らし始めました。
その中でもベストフレンドは先住猫「クレオ」です。
アスランは現在8歳で、当初考えられていたよりはもっと若い猫ちゃんです。食べ物や寝場所を求めて他の猫と争うことも、極寒に凍える心配もなく、この通り穏やかな寝顔を見せています。
起きている時もいいお顔です!
まとめ
理想的な家猫の暮らしを手に入れて、穏やかな日々をエンジョイするアスラン。自ら助けを求めてくれて、本当にお利口さんだと感心すると共に、助けてくださったみなさんに感謝です。
- アスランのハッピーな軌跡はこちら
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:BazPaws
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