猫はちょっとした「新品」にも反応します。家具や雑貨はもちろん、ダンボールひとつでも見慣れないものがあると、警戒したり確認したりするのです。猫がいるご家庭で新品を使うときに気をつけることを紹介します。
1.驚かさない
猫は家に新しいものを見つけると、まず警戒心が働きます。「これは安全なものなのか?怖いものなのか?」といった感覚で、新品のものを観察したり確認したりするのです。
猫が未知のものを確認するときは、ニオイをかいだり前足で少しふれてみたりします。
飼い主さんから見たらほほえましい感じに見えますが、猫にとっては真剣そのものです。猫が確認作業を行っているときに、大声や大きな音を出したり突然触れたりなど驚かすのは厳禁。猫にストレスをかけてしまうので、そっと見守ってあげましょう。
2.誤飲・誤食
猫は新しいものに対して「警戒心」をもちますが、実は同じくらい「好奇心」ももちます。確認動作が先立つ猫が多いものの、好奇心旺盛な猫や人なつっこい性格の猫は、いきなり遊んだりかじったりするのです。
もし新品のものが猫の口に入るような小さいサイズだったり、紐状の細いものの場合は誤飲や誤食にご注意を。特に子猫は好奇心旺盛で予想外の行動をすることが多いので、気をつけてあげましょう。
とくに子猫
3.検品させてあげることも必要
家の中に新しいものが登場すると、猫は確認作業をしようと集まってきます。それがよほど重要なものでなければ、猫に「検品」をさせてあげることも必要です。
猫にとって未知のものは「怖いものかもしれない」物体なので、確認作業を容認して安心させてあげましょう。猫によっては検品作業ができないことにストレスを感じ、粗相をしてしまうこともあります。
なおどうしてもさわられたくないものであれば、猫の目にふれることがない部屋や場所に設置。猫の目線で「新しいもの」ではなく「もとからあるもの」と認識させてあげるとよいかもしれません。
4.猫グッズはポジティブなイメージを与えてから
新品といっても家具や雑貨など人間が使うものから、キャットタワーやベッドなど猫用のアイテムまでいろいろです。いずれの場合も「検品作業」をさせることは大切ですが、猫グッズの場合はその工程をより慎重に進めることをご存じですか?
理由は、最初に嫌なイメージをもってしまうと、猫はそのアイテムを使うことを毛嫌いするからです。たとえば最近流行の「ドライルーム」を購入したとしす。猫が検品作業を終えても、いきなり使用するのではなく、まずは部屋にそれがあることに見慣れることからはじめます。ドアを開けて入るのを待ってみたり、その中でおやつをあげるのも有効。「ここに入ると良いことが起きる」と認識させると、よりスムーズに猫が使ってくれるようになるでしょう。
まとめ
かつて野生で暮らしていた猫は、敵や危険な場所から身を守るために、警戒心が備わっています。イエネコが主流である現代でもその名残があり、はじめて見るものに警戒心を抱くことが多いものです。
また新しいものに乗ったり入ったりする特性があるのは、自分のニオイをつけて安心したいからとも言われています。
これらのことを整理すると「猫は新品を好きか?苦手か?」と聞かれたら、猫が検品している時の状況に大きく左右されそうです。よって飼い主さん次第では「好きにもなれば苦手にもなる」のが正解なのかもしれませんね。
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