猫が大好きな『暖房器具』4選 寒い時期の猫の味方、使うときの注意事項もご紹介

2025-01-06 11:00

寒がりな猫が快適に暮らすためには、暖房器具が必須と言っても過言ではありません。しかし使い方を間違えると重大な事故につながってしまう可能性も。そこで今回は、猫が大好きな暖房器具と、安全に使うための注意事項を紹介します。

1.ペット用ホットカーペット

カーペットの上でくつろぐ猫

寒い季節に大活躍する暖房器具のひとつに「ペット用ホットカーペット」があります。定番アイテムのひとつですから、すでに持っている飼い主さんも多いかもしれませんね。

ペット用のホットカーペットは、温度調節はもちろん、防水や撥水加工が施されている商品も多く、粗相や水をこぼしてしまったときにも安心です。また猫が電源コードを噛んでも大丈夫なように保護されている商品が多く、安全にも考慮されています。逆にコードカバーのついていないものは選ばないようにしましょう。

ただし使用に際してはいくつか注意点もあります。

猫は熱さに鈍感な動物です。そのためホットカーペットの上でぐっすり寝ていると、気づかないうちに「低温やけど」を負ってしまうことがあるのです。

低月齢の子猫や老猫にはとくに注意が必要です。定期的に確認して同じ面が接することがないように体勢を変えてあげるようにしましょう。

また、可能であれば温度設定ができるものを選び、長時間使う場合は低温モードに設定しておく方がより安全です。

2.こたつ

こたつから顔を出す猫

寒がりの猫にとってこたつは天国のような場所です。こたつ布団の中は暗くて暖かいため、猫がリラックスしやすい環境が整っています。家族と一緒にこたつに入る猫の姿は、冬の風物詩といえるでしょう。

また最近は猫用のこたつも販売されており、ホットカーペットと同じように猫が安全に使用できるようさまざま工夫がほどこされています。

こたつを使用する際は、低温やけどのほかに、熱中症や脱水症にも注意が必要です。こたつの中は暑くなりがち。おとなしく寝ているなと思ったら、実は熱中症や脱水症でぐったりしていたという事故も起きています。

こたつ自体の設定温度を低くし、定期的に猫の様子を確認するようにしましょう。ずっとこたつの中にいて水を飲みに出てこない、といった状況は危険です。あえて電源を切る、こたつ布団をめくるなどして熱くなりすぎないように注意しましょう。

3.エアコン

キャットタワーでくつろぐ猫とエアコン

エアコンは部屋全体を暖めることができるため、人間にとっても重宝する暖房器具です。猫がどこにいても快適に過ごすことができますし、火災のリスクも低くお留守番の多いご家庭にもおすすめです。

エアコンを使用する際は、設定温度を22度くらいを目安に調整してください。また猫が暑いと感じたときにほかの部屋に移動できるよう扉を少しだけ開けておきましょう。

またお出かけの際は、リモコンの置き場所に注意してください。猫が触れて設定が変更されてしまっては大変です。

中にはカーテンレールや家具をつたって、エアコンの上に乗ってしまう猫もいます。エアコンの上でマーキングスプレーなどをされると漏電や火災にもつながる可能性がありますので、一度でも登ってしまった場合はバリケードを作るなど対策をした上で使用しましょう。

4.湯たんぽ

湯たんぽにくっつく猫

暖房器具とは言えないかもしれませんが、湯たんぽもおすすめです。湯たんぽは、低コストで手軽に使用できるのが最大のメリットですよね。電気を使わないので火災の危険もありません。

湯たんぽに使うお湯は、熱湯と水を半分ずつにするとちょうどいい温度になります。長時間冷めないようにと熱湯を入れるのは危険ですから絶対にやめてください。

使用時は、中のお湯がこぼれないようにしっかりと口を閉め、カバーをつけて熱さを調節します。

また安全に使用するためにも、湯たんぽの状態は定期的に確認して、劣化が見られたときは買い替えるようにしましょう。

まとめ

暖房の上でくつろぐ猫

寒がりの猫にとって、冬を快適に過ごすための暖房器具は必須アイテムと言っても過言ではありません。

最近は、ペット用に安全に作られたホットカーペットや、こたつもありますが、使い方を間違えるとかえって猫の健康を損なってしまう可能性があります。

特に脱水には要注意です。冬場はただでさえ飲水量が減るので、水飲み場を増やす、水をぬるま湯にするなど、積極的に水分を取れるよう工夫しましょう。

暖房器具を安全に使用するためにも、それぞれの器具の注意事項を守り、安心して使用できるようにしましょう。

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