今年夏の参議院選挙に合わせて衆議院の解散・総選挙を行う「衆参同日選挙」をめぐり、公明党の斉藤代表は「民意を聞く方法として好ましいものではない」と述べ、否定的な考えを示しました。
公明党 斉藤代表
「民意を聞く方法として、衆参同日選というのは決して好ましい方法ではない。それぞれ選挙制度も違います。二院制の中で、それぞれ民意を聞くというのが基本だと、このように考えております」
公明党の斉藤代表はきょう午後、国会内で記者団にこのように述べ、「衆参同日選挙」に否定的な認識を示しました。
また、記者団からこうした考えを石破総理に直接伝えるのか問われたのに対し、斉藤氏は、「公明党は一貫している。改めて申し上げることはない」と述べました。
「衆参同日選挙」については、公明党の元代表である山口常任顧問もきのう、「一度に大量の民意を固定してしまうやり方は望ましくない」と述べていました。
石破総理が「衆参同日選挙」を行うこともあり得るとの認識を示すなかで、この夏、東京都議選と参院選に加えて衆院選まで行うことに否定的な公明党が、連日、けん制する格好となっています。