韓国の尹錫悦大統領に対する拘束令状の執行をめぐって、大統領の職務を代行している副首相は、衝突が懸念されている警察と大統領警護庁に協議を指示しました。
去年12月の非常戒厳宣言を捜査している警察などの合同捜査本部は今月3日、内乱を首謀した疑いで尹大統領に対する拘束令状を執行しようとしましたが、大統領警護庁に阻まれ失敗しました。
今週にも改めて執行に乗り出すとみられ、警察と大統領警護庁の間で物理的な衝突が発生するとの懸念も出ています。
韓国政府によりますと、尹大統領の職務を代行している崔相穆副首相は13日、「国の機関の間で衝突が発生すれば韓国の憲政史に消せない傷を残す」と指摘。
警察と大統領警護庁に対し、衝突を防ぐために協議するよう指示したということです。