犬にご褒美を与える際は、与え方に注意が必要です。誤った与え方はご褒美として効果が出なかったり、与えるものによっては健康被害をもたらすものもあります。この記事では、犬にNGな『ご褒美』を紹介していきます。
犬にご褒美を与える際は与え方に注意が必要!
犬が何かを達成したとき、あるいは好ましい行動をしたとき、ご褒美を使って褒めることはよくあります。しかし、ご褒美を与えるときは、与え方に気をつけなければなりません。
誤った与え方をしていると、ご褒美としての効果が十分に発揮されなかったり、かえってしつけのハードルを上げてしまったり、与えるものによっては健康被害をもたらす恐れもあるので注意が必要です。
正しいご褒美の使い方を理解した上で、褒める際、より達成感や喜びを感じられるような満足度を上げるオプションとして活用しましょう。
犬にNGな『ご褒美』5選
ここで紹介するご褒美の与え方は、犬に悪影響を与えてしまいます。心当たりのある方は、今日から改善しましょう。
1.与えてはいけない食べ物を与える
犬にご褒美を与える際は、犬が食べてしまうと中毒症状や健康被害をもたらすようなものを与えてはいけません。
- チョコレート
- ネギ類
- ブドウやレーズン
- ナッツ類
- 人間用のお菓子
- 肉についている骨
- 調味料を使った食品
- カフェインやアルコールが入っているもの
以上の食品は犬が摂取してしまうと重大な健康被害をもたらす恐れがあります。絶対に与えないように気をつけてください。
2.一度のご褒美に大量の食べ物を与える
一度のご褒美に多くの食べ物を与えてしまうと、それだけで1日の摂取カロリーの大半を占めてしまう恐れがあります。これは万病のもととも言われる肥満の原因になるので絶対にやめてください。
一度のご褒美には、小さなものを1個だけで十分です。あまりに与えすぎてしまうと、その量がご褒美の標準量だと勘違いさせてしまうので注意しましょう。
3.「できた」時から時間が経過して与える
ご褒美は、何かを達成した直後、あるいは好ましい行動をとることができた直後に与える方こそ効果を発揮します。
もしも「できた」時から時間が経過して「そういえばあの時、上手くできたね。ご褒美だよ」と与えられても、犬はそれを「あの時のご褒美だ!」とは理解できません。ただおやつをもらっただけ、という認識になってしまうため、意味を成さないのです。
4.毎回必ずご褒美を与える
愛犬が何かできた時、あるいは好ましい行動をとるたびにご褒美を与えていると、ご褒美をもらえることが当たり前になってしまい、ご褒美をもらえなかった時に不機嫌になったり、「ご褒美をもらえないならやらない」と逆効果となってしまう恐れがあります。
したがって、毎回必ずご褒美を与えることは避け、何回かに一度、あるいはその行動が完璧にできるまで、など、ルールを設けて与えすぎないよう気をつけてください。
正しいご褒美の与え方は?
愛犬にご褒美を与える際は、毎回与えるのではなく、何度かに一度、とランダムに与えるのが適切です。お話ししたように、毎回与えてしまうと、もらえるのが当たり前となってしまい、ご褒美がない時は言うことを聞かなくなってしまう恐れがあるからです。
また、ご褒美は一度に1個、なるべく小さめのものを与えるようにしましょう。あまりにも嗜好性の高いものはドッグフードを食べなくなる原因になるので避けてください。
与えるタイミングは、愛犬ができた直後です。時間が経過してしまうと、何のご褒美なのか理解できないので、効果がなくなってしまいます。必ず適切なタイミングでご褒美を渡しましょう。
ご褒美を渡さない場合は、いつもより少し高めのトーンで、しかし落ち着いた雰囲気を失わず、毎回同じ言葉(「いい子だね」「すごい!」など)でスキンシップを加えながら褒めてあげてください。
まとめ
いかがでしたか。犬にご褒美を与える際は、誤った方法ではなく正しい与え方でご褒美を与えてあげてください。正しく与えることでしつけをより効果的に行うことができ、なおかつ健康を守ることにもつながります。
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