タレントの中居正広さんと女性とのトラブル報道をめぐり、フジテレビは外部の弁護士を入れて調査を進めていることを明らかにしました。一方、株主であるアメリカの投資ファンドが「激怒しています」とコメント。第三者委員会による調査を求める事態となっています。
【動画】中居正広さん“女性トラブル報道”…フジテレビ親会社の株主が第三者委員会での調査要求 フジテレビは「外部弁護士を交え調査」を明らかに【news23】
「大株主として、激怒しています」
そうコメントを発表したのは、アメリカの投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」。“物言う株主”としてフジテレビ側にタレントの中居正広さんと女性とのトラブル報道をめぐり、第三者委員会による調査を求めました。ダルトンはフジテレビを傘下にもつ「フジ・メディア・ホールディングス」の株式をおよそ7%保有。
今回、一部週刊誌がトラブルのきっかけとなった食事会の設定にフジテレビの社員が関わったと報じていますが、フジテレビ側は「当該社員は会の設定を含め、一切関与しておりません」と否定するコメントを発表。
これに対し、ダルトンは外部の専門家による調査を行い「実際に何が起こったのか、明確にすべき」などと求めています。
フジ・メディア・ホールディングスは「個別の投資家との対応については公表しておりません」としたうえで、「グループ各社に法令の遵守とコンプライアンス体制の確立を求めています」とコメントしています。
フジテレビは15日、新たに去年から外部の弁護士を入れて事実確認の調査を進めていることを明らかにし、「現在もさらに進めており、今後の調査結果をふまえ、適切な対応をしてまいります」としています。
さらに…
日本テレビ
「中居正広さんサイドと対話を続けてまいりましたが、様々なニュースを扱う番組の司会という役割などを鑑み、総合的に判断して、降板していただくことにいたしました」
15日、日本テレビはバラエティ番組「ザ!世界仰天ニュース」の番組ホームページの中で、中居正広さんの司会降板を発表しました。
同番組は日本テレビの看板バラエティ番組の一つですが、一連の報道を受け、今月7日の放送では中居さんの出演部分をカットして放送していました。