■全豪オープン 車いすの部 準決勝(23日、メルボルン)
全豪オープンは23日に車いすの部・女子準決勝が行われて、世界ランク1位に返り咲いた上地結衣(30、三井住友銀行)が李暁輝(24、中国)を2-0(6-4、6-1)で勝利を収め、3年連続の決勝進出。5年ぶりの全豪制覇に王手をかけた。
2018年6月4日の週以来、6年7か月ぶりとなる世界ランキング1位に返り咲いた上地、第1セット第2ゲームで李の積極的なテニスに4度のブレークポイントをしのいだが、李の深いリターンに上地のボールがアウトとなり、ブレークを許し、先手をとられてしまった。
それでも第3ゲーム、上地はリターンエースなどでポイントを奪い、すぐにブレークバック、リズムをつかんだように見えたが第4ゲームで李の攻めに対応できずに、上地はまたもブレークを許してしまった。第6ゲームは上地のショットが徐々に決まり始めて、李のサービスゲームをブレーク、再度、追いついた。
ブレーク合戦となった第1セット、第7ゲームで上地の深いショットに李が追いつけず、上地がブレーク、3ゲーム連続で奪い、ここでリードした。上地は第1セット苦しみながらも6-4で奪った。
第2セット、上地は第1セットの勢いそのままに第1ゲームでブレークすると、李の動きをよく見て逆を付くショットで第3ゲームもブレーク、第2セットはいきなり4ゲーム連取でスタートした。
第1セットは苦戦したが第2セットは6-1で完勝、セットカウント2-0のストレート勝ちで3年連続となる決勝進出を決めるとようやく笑顔を見せた。
【上地結衣 全豪オープン成績】
1回戦:船水梓緒里 2-0
準々決勝:L.デフレーフ 2-0
準決勝:李暁輝 2-0