ドジャースは日本時間23日、マイナー契約を結んだ佐々木朗希(23)の入団会見を行った。
「どの球団もそれぞれ魅力がありましたが、いろんな話をした上で総合的にドジャースが一番良かったという判断です」と決断の理由を明かした。
契約に至るまでの時間は「自分が選手として、一番成長できる場所、純粋に選ぶことができる一生に一度のこの機会を楽しみ、かみしめて、この1ヶ月間を過ごしました」と振り返った。
大谷翔平(30)や山本由伸(26)への連絡は「メッセージで連絡いただいたんですけどもう自分から“ドジャースにお世話になります”ということを伝えて、それぞれ“ようこそ”みたいな形で、連絡をいただきました」
NPB1年目で右ひじを痛めた時にメジャー移籍を考えたことには「あと2年待てばって言う声も多く聞きますが、その状態で2年を迎えるか、もちろん保証はないですし、お金だったりそういうものよりも、この2年間、(メジャーで)過ごす時間が僕にとって価値があると判断しました」と口にした。
現時点で自身の足りない部分を問われると「僕の中では、全部足りないと思っています。強いてあげるとするならば、試合数は日本よりも多いと思いますので、その適応はより一層頑張らないといけないなと思っています」と分析していた。
大谷を始め、ドジャース選手との会食会では「ベッツ選手にずっともしドジャースに入ったらアリゾナキャンプで美味しいアイスを食べに行こうってことだけをずっと言われ続けてました」と話した。
ドジャース入団の夢が叶った佐々木、次の夢は「今マイナー契約なので、まずはメジャー契約を、厳しい競争を勝ち上がって、メジャーの舞台でプレーすることです」と力強く口にした。佐々木は24分間の会見でしっかりと自分の言葉で語った。
ドジャースは大谷、山本が所属し、昨季世界一に輝いた。25年シーズンは、東京ドームで今永昇太(31)、鈴木誠也(30)が所属するカブスとの開幕シリーズ(3月18日、19日)で幕を開ける。「25歳ルール」でマイナー契約からスタートする佐々木は、まずはメジャー昇格を目指し第一歩を踏み出す。