猫に多く見られる『遺伝病』3選 症状や対策、検査方法など、飼い主さんができること

2025-01-24 16:00

猫にも存在する遺伝病。今回は代表的な疾患を3つ紹介いたします。病気を正しく知り、どう向き合えばよいのか。これから猫を迎えたい方、もっと猫に詳しくなりたい方必見です!

猫に多い『遺伝病』と飼い主にできること

遺伝子

DNAの突然変異によって引き起こされる遺伝子疾患、通称遺伝病。中には親から子へと高い確率で引き継がれてしまうものがあります。

この現象は人間のみならず、実は猫の間でも起こり得るものなのです。今回は、猫に多い遺伝病を3つピックアップして紹介いたします。

症状や対処法、検査をすることが可能かどうかなど詳しく解説していくので、特に純血種の猫に関心が高い方は参考にしてみてください。

1. 骨軟骨異形成症

スコ座りの猫

骨軟骨異形成症は、関節の変形やそれに伴う痛み、歩行困難などの症状を呈する疾患です。遺伝的要因によって、骨や軟骨に異常を来すことが原因となります。

この疾患はスコティッシュフォールドやマンチカンに起こりやすいため、お迎えを検討する際は次のようなポイントに気を配りましょう。

  • 可能であれば信頼できるブリーダーから迎えること
  • 歩行状態や仕草を注意深く観察すること
  • 異変があれば獣医さんに相談すること

なぜブリーダー経由が理想なのかというと、稀に血統書の改ざんが疑わしい例があるからです。

というのも、スコティッシュフォールドであれば折れ耳同士をマンチカンであれば短足同士を交配した場合に遺伝病が好発するからです。種としての特徴を出すために禁忌を犯していないかどうかは、お迎えしたい子の両親に会えばわかります。

善良なブリーダーさんであれば申し出をした上で両親を紹介してくれるので、不安要素が1つ解消されるはずです。

2. 肥大型心筋症

エコー検査を受ける猫

肥大型心筋症は遺伝的要因だけに留まりませんが、比較的大型種の猫に起こりやすいという特徴があります。例えばメインクーンやラグドールなど。そして例外として、アメリカンショートヘアも該当します。

全ての猫に共通する部分はありますが、特に例を挙げた猫種をこれからお迎えする方、既に一緒に暮らしている方は次のようなポイントに注意してください。

  • 心臓の筋肉が厚くなることで機能不全を起こす
  • 完治は難しいが進行を遅らせることは可能
  • 定期検診によって早期発見早期治療を目指す
  • 特に後ろ足の動き(麻痺がないか)観察する
  • 呼吸困難や食欲不振の症状もポイントとなる
  • 異変があればすぐに受診を

特に麻痺が生じた際の予後は悪いことがあるため、歩き方に違和感を覚えたら診察を受けてください。

ワクチン接種やお手入れの依頼をする際に、聴診だけでなく時々エコー検査を受けるようにすると安心です。

3. 多発性囊胞腎症

ペルシャ猫

多発性囊胞腎症はペルシャ系の猫に多い遺伝病で、腎臓に多数の嚢胞を作り腎機能を低下させる疾患です。

ペルシャ猫は歴史が古く、交配にもよく登場します。意外なところで関わりがある場合も多いので、純血種と暮らす飼い主さんはペルシャ系統かどうか猫種検索をかけてみてください。

そして、ペルシャ系の猫と暮らす飼い主さんは次のようなポイントを踏まえて対策していきましょう。

  • 根本的な治療法のない疾患である
  • 腎臓系の疾患のため水分補給を促すことである程度は予防することが可能
  • 無色透明かつ無臭の尿が出た場合は動物病院を受診
  • ガバガバと水を飲む姿が見られても受診

この病気は一度発症すると完治することはありません。しかしながら、日々の暮らしの中で新鮮な水を飲みやすい環境を整えること、トイレを清潔にすることなどの配慮があれば進行を遅らせることが可能な場合があります。

仮に発症してしまっても悲観しないでください。その他の腎臓疾患と同様に、適切な治療を行うことで進行を遅らせることができます。気になる症状や異変があれば、躊躇わずに診察を受けてください。

ちなみに愛猫の遺伝病が気になる場合は、個人的にも遺伝子検査を受けることが可能です。費用は概ね13,000円〜20,000円ほどです。詳しくはかかりつけの動物病院に問い合わせてみてください。

まとめ

猫の体

基本的に疾患は、正しく恐れることが大切です。今回は遺伝に関する病気を紹介しましたが、意識が高いしっかとしたペットショップでは遺伝子検査を取り入れています。

ブリーダー業界もまた同様に、遺伝病が好発する条件を理解したうえで正しい交配をしている場所がほとんどです。ただ稀に不正が見られます。

そこで重要なのが、我々飼い主が信頼できる場からお迎えするための知識を持つことです。マンチカンの例のように、交配に必ず足長の猫がいることを確認することを忘れずに。

そして最も大切なことは、特定の猫種と遺伝病をイコールにしないことです。誤解から嫌ってしまったり排除することのないようにしてください。

万が一遺伝病が見つかったとしても、進行を遅らせる手立てがあります。飼い主さんの配慮があれば周りの子と同じように楽しく暮らすことができます。

この記事があくまでも将来的な備えとしての予備知識、そして正しく恐れて立ち向かうための武器になれば嬉しいです。

関連記事

猫が鼻を「フンフン」鳴らす理由と注意すべきこと
2階にいる保護子猫の存在に『先住猫が気付いた』結果…優しい気遣いの様子が感動的すぎると110万再生「本当に優しい」「賢くていい子だね」
赤ちゃんが寝ていると、猫がやって来て……『優しく寄り添う光景』に思わず感動すると274万再生「なんだか泣ける」「なんて素敵」
『真っ暗なテレビの画面を見つめている猫』かと思いきや…まさかの視線の先に1万3000いいね「めっちゃ笑ったw」「美容師のやり口w」
『二足立ちをする猫人形』を見たときの猫の反応が……あまりにも予想外すぎる姿が55万再生「猫の恩返しw」「確認するのかわいい」と大反響

  1. 【がん闘病】歩りえこさん 大腸がん手術から86日が経過「ちゃんと前には進んでる 体も、気持ちも、少しずつ」
  2. 【23日・今日の天気】今夜から“再び寒波のピークに突入” 特に北陸・東北・岐阜県はさらなるドカ雪に警戒 九州・四国も大雪のおそれ【雪と雨の予想シミュレーション】
  3. 農水省で職員ら約4500人分の個人情報が漏洩 税務の事務作業でメールを誤送信
  4. TikTokのアメリカ事業運営の合弁会社設立を発表、IT大手オラクルがデータを管理・監督
  5. 特殊詐欺などの詐取金3億円以上をマネーロンダリングの集団か 中国籍の男4人を逮捕 警察官を装った電話で510万円詐取の疑い 警視庁
  6. 大阪府警 捜査員による暴行事件で35人を処分 日本最大風俗スカウトグループ「ナチュラル」をめぐり 最も処分重い2人は懲戒免職
  7. 【白血病】ネイボールさん「体調が悪い、、、節々が痛い、、、」「病院行かねば、、、」
  8. トランプ大統領 グリーンランドの枠組み「支払いなしで完全なアクセス権を得る」と説明 ミサイル防衛システム「ゴールデン・ドーム」を設置の意向
  9. 東京都心で「今シーズン一番の寒さ」マイナス2℃を観測 千葉・市原市ではマイナス8.1℃
  10. 天皇皇后両陛下と愛子さま 皇宮警察の「年頭視閲式」を視察 創立140周年 護衛馬や警察犬を笑顔で見守られる場面も
  1. 【速報】デヴィ夫人を書類送検 元マネージャーにけがさせた疑い
  2. 【速報】遺族側の敗訴が確定 御嶽山噴火めぐり国と長野県に賠償求めた訴訟 最高裁が遺族側の上告を棄却決定
  3. トランプ政権 WHOからの脱退手続き「完了」を発表 未払いの分担金の支払いは“拒否”
  4. 孤独死した高齢男性のキャッシュカードを使って現金140万円引き出したか 貴重品を管理していた市役所職員を窃盗容疑で逮捕 埼玉県警
  5. 東京・赤坂で内閣府公用車が信号無視で多重事故 1人死亡 8人重軽傷 危険運転致死傷の疑いもあるとみて捜査 警視庁
  6. 内閣府の公用車が信号無視で多重事故 1人死亡8人重軽傷 法定速度上回る速度で交差点進入か 目立ったブレーキ痕もなし 東京・赤坂
  7. 米主導「平和協議会」署名式 トランプ氏「やりたいこと何でもできる」 世界の紛争解決など“ガザ以外”にも役割拡大の意向
  8. 「特定技能」「育成就労」外国人材 2028年度末までの受け入れ上限123万人とする方針を閣議決定
  9. 絶対に『パパとのチュー』をしたくない犬→ママが試してみた結果…辛辣すぎる『あからさまな態度』が364万再生「震えてるw」「切なくて草」
  10. 【ごみ清掃芸人】「可燃ごみの二重袋はとても助かります」【マシンガンズ滝沢】
  11. 『ダメッ!!』犬を撫でていた男の子が、突然弟に怒って…あまりにも尊い『理由』に反響「なんて優しいお兄ちゃん」「いい子」「大事だもんね」
  12. 警視庁トップが交代 新総監は筒井洋樹氏(56) 警備局長や京都府警本部長など歴任 「最重要課題はトクリュウ対策、違法なビジネスモデル解体する」