猫が『しっぽを振っているとき』はどんな気持ち?考えられる4つの心理 振り方の違いごとに解説
猫は表情がわかりにくいといいますが、喜怒哀楽はしっかり表しているんですよ。しっぽの動きもそのひとつ。動かし方でそのときの感情がわかっちゃうんです。猫がしっぽを振っているときは、どんな気持ちなのでしょうか?
1.ゆっくりと動かしているとき

猫がしっぽを大きくゆっくり振っているのは、リラックスしているときです。のんびり日向ぼっこをしていたり、部屋の中をゆったり歩いているときなどにゆっくりと動かすことが多いでしょう。こんなときの猫は、とってもご機嫌です。
2.激しく打ちつけるとき

床に叩きつけるように激しくしっぽを振るのは、イライラしている証拠。構われたくない気分なのに無理に触ろうとすると、こんな風に激しくしっぽを振ることがあります。猫が大きくパタパタとしっぽを振っていたら、手を出さずにそっとしておいてあげて下さいね。
抱っこをしたときもしっぽを激しく振ることがありますが、これは抱っこを嫌がっているので、すぐに降ろしてあげましょう。
また、クラッキングしているときも、しっぽを見ると振っていたりします。クラッキングとは、窓の外に小鳥を見つけたときなどに猫が出す「カカカカッ」「ケケケッ」といった独特な鳴き声です。
その際、小鳥に目を向けながら、しっぽを激しく振っていることがあります。これは、猫の狩猟本能によるもので、獲物を見て興奮しているからです。
3.小刻みに動かしているとき

不安や恐怖を感じていると、猫はしっぽを高速で細かく動かすことがあります。見たことのないものや聞いたことのない音に怖がっているのかも知れません。
様子を見て、猫の前から原因を取り除いてあげるなど、安心させてあげて下さいね。
4.しっぽの先だけを振っているとき

猫がしっぽの先だけを細かく動かしているときは、何かに集中していることが考えられます。獲物を狙っていたり、聞き慣れない音を確かめようとしているなどです。
水を飲んでいるときに、よくしっぽの先だけを振っていることがありますが、これは周囲を警戒しているからといわれています。水を飲むという行為は、無防備で外敵に狙われやすいため、本能的に周りを気にしているのでしょう。
飼い主さんに呼ばれて、しっぽの先だけで返事をすることもあります。名前を呼んでも、そっぽを向いたまま応えないと、スルーされたなんて思うかも知れませんが、しっぽの先でちゃんとお返事してくれていることもあるんですよ。
まとめ

感情がわかりにくいといわれる猫ですが、しっぽを見ると気持ちを知ることができます。
猫のしっぽは、様々な動きをしています。ぜひ、じっくりと観察してみて下さいね。豊かな感情を表していることがわかるでしょう。
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