「高額療養費制度」負担上限額 政府・与党が今年8月の引き上げを見送る方針固める

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-03-07 16:28

高額の医療費がかかった場合に患者の自己負担を抑える「高額療養費制度」をめぐり、政府・与党が負担上限額の今年8月の引き上げを見送る方針を固めたことがわかりました。

【動画】「高額療養費制度」負担上限額 政府・与党が今年8月の引き上げを見送る方針固める

立憲民主党 野田佳彦 代表
「凍結のために奮闘してまいりましたので、熟議の国会の一つの成果になるのかなと」

きょう、立憲民主党の野田代表が成果を強調したのは、「高額療養費制度」をめぐる自己負担額の上限引き上げの見直しです。

石破総理は先週、がん患者団体や野党からの反発を受けて方針を一部修正し、今年8月の引き上げは行うものの、来年8月以降は再検討するとの新たな方針を示していました。

ただ、その後も患者団体などからは引き上げを見送るよう求める訴えが相次ぎました。

全国がん患者団体連合会 轟浩美 理事
「今回8月に政府が行う限度額引き上げが、多くの患者にとって大きな一撃となり、治療中断に追い込まれ、命を落とす患者が生まれてしまうことを強く危惧しております」

与党内からも懸念の声が上がります。

自民党 佐藤正久 参院議員
「18年前(参院選)と同じ。あの時なぜ負けたか。年金と社会保障です。高額医療制度の総理方針、国民の理解はまだまだ得られていません」

公明党 谷合正明 参院議員
「命に関わることでありますので、改めて多様な国民の声を伺って判断していただきたい」

徐々に追い込まれる石破総理。きょうの参議院・予算委員会では…

立憲民主党 杉尾秀哉 参院議員
「政府・与党の中で、もう見直すしかない。今度の参議院選挙を戦えない。こういう声が沸いてきたから見直さざるを得ないと。こういうことじゃないですか」
石破総理
「全ての面でのいろんな要素を考慮して決めるものでございます。選挙目当てとかそういうことではございません」

石破総理は、今後の政府方針を「患者団体や保険者の意見を聞いて決める」としていて、今夜、患者団体と面会する予定です。

複数の関係者によりますと、政府は今年8月の引き上げを見送る方針を固め、新年度予算案についても再修正を含めた検討に入りました。

突然の方針変更に政府・与党は対応に追われていて、石破総理の判断のブレに厳しい批判が相次いでいます。

  1. 神奈川・相模原市の倉庫で火事 けが人や逃げ遅れなし
  2. 自動車各社の3月の販売実績 追加関税発動前の“駆け込み需要”で販売後押し
  3. 横浜FC櫻川ソロモン「友達ドッキリってやつね。びっくりした(笑)」高校時代の友達、浦野芽良アナに5年ぶり再会
  4. 東証元社員インサイダー取引事件 親子が起訴内容認める 元社員(27)「父親に喜んでほしかった」 父親(58)「私が主導した」 東京地裁
  5. 【滝沢カレン】田中みな実が “男前最速誕生日プレゼント”  洋服店で意中の服を隠密会計「いつか誰かにしてみたい技」
  6. 乗客になりすまし…欠航などの補償金800万円を不正受領 ANAグループ会社の元従業員を懲戒解雇
  7. 【堀江聖夏】 チャイナドレスで“ 瓦割り ”アナ 「ゴルフに挑戦! 初ラウンドでは、ドライバーを折ってしまう事件が…」
  8. 立憲民主党が年金改革法案の国会提出時期を明示するよう要求「できなければ厚労大臣不信任決議案も」自民に伝達
  9. 145%の関税を半分以下に?トランプ大統領「中国次第だ」 トランプ政権が“50%~65%程度に引き下げ検討”と米紙報じる
  10. 「うおー!」奇声上げ…全裸で埼玉を疾走 西村大輔容疑者(48) タクシー奪い時速100キロ超で暴走か 20件超の事件・事故に関与の疑い
  1. 【速報】堤防道路から転落した車が水門に衝突 「損傷激しく、救出できない」男性4人搬送 1人死亡、2人が心肺停止、1人が大けが 長野・飯田市
  2. 【SUPER BEAVER・渋谷龍太】開演1時間半前の延期を謝罪「ギリギリまでどうにかならないものかと手を尽くさせてもらったため、直前のタイミングになってしまいごめんなさい」
  3. 【安田成美】夫・木梨憲武さんと南米インカ旅 アルパカ込みの絶景バックに笑顔
  4. 【中森明菜】 「事実無根のSNS投稿やブログ記事が発見されております」 公式サイトで注意喚起 「発信元や内容を十分にご確認いただき、不確かな情報に惑わされることのないよう」
  5. NTTドコモが新料金プラン発表 主要プランは月額1000円超値上げも「価値を入れ込んだと自負」
  6. 「速やかな調査開始を」赤ちゃん取り違え被害の男性(67)が都庁担当者に求める 生みの親の調査命じる東京地裁判決を受けて面会
  7. 「うおー!」奇声上げ…全裸で埼玉を疾走 西村大輔容疑者(48) タクシー奪い時速100キロ超で暴走か 20件超の事件・事故に関与の疑い
  8. 「集団自決」や「住民虐殺」アメリカ軍が上陸した沖縄・伊江島の悲劇 「遅かれ早かれ死ぬんだ」語り継ぐ男性の、当時7歳の記憶【戦後80年】
  9. 万博の子ども“無料招待” 小学校の先生は悲鳴「安全に生徒を連れていけない」「予約できたパビリオンは1つだけ」保護者からも不安の声【news23】
  10. 【飯田里穂】双子出産を報告「桜が満開の、よく晴れた日に双子を出産しました」 ファンからは「りっぴー頑張った!!双子ちゃんが、これから健やかに育ちますように」「幸せなお写真に涙がでます」の声
  11. 不正な改造車から外れたタイヤが直撃 女の子(当時4)は今も意識不明の重体 運転の男に執行猶予付きの有罪判決 札幌地裁
  12. 【鈴木保奈美】 最後の食事は「くるみパンで!」「ワケの分からないものは食べたくない」