【速報】免許証と口座情報渡し北朝鮮IT労働者に名義貸しか 30代男性2人を書類送検 業務委託マッチングサイトに日本人装う登録を手助けした疑い 警視庁公安部
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-04-07 14:02

免許証の画像などを渡し、北朝鮮のIT労働者とみられる人物が日本人を装い業務委託のマッチングサイトに登録するのを手助けしたとして、警視庁公安部は30代の男性2人を書類送検しました。
私電磁的記録不正作出・供用のほう助の疑いで書類送検されたのは、大分市の男性会社員(32)と東京・北区の自営業の男性(34)です。
2人は、2020年9月から10月、自らの免許証の画像と銀行口座の情報を北朝鮮のIT労働者とみられる人物に送り、業務の委託元と請負先をマッチングするサイトに日本人を装って登録するのを手助けした疑いがもたれています。
公安部によりますと、北朝鮮のIT労働者とみられる人物はこのサイトでマッチングした企業や個人から、ホームページを作成する仕事を何度も受注していました。
その後、書類送検された2人の口座に発注先から報酬が振り込まれると、2人は北朝鮮のIT労働者とみられる人物が指定した海外の口座に送金していました。
2人は、この人物と7年前から友人関係で、SNSで連絡を取り合っていたということです。
公安部は、北朝鮮のIT労働者とみられる人物が外貨の獲得を目的としていた可能性があるとみて、金の流れなどを調べています。
北朝鮮のIT労働者をめぐっては、日本人を装い日本の企業から業務を受注し収入を得ている疑いがあるとして、警察当局は、報酬が相場より安い場合や不自然な日本語を用いたり、テレビ会議に応じなかったりする人物などに注意するよう呼びかけています。