にゃ~ん、ウロウロ…愛猫が『鳴きながらうろつく』5つの意味 病気の場合も

2025-04-29 20:20

猫が飼い主そっちのけで、鳴きながら家の中をウロウロしはじめたら、注意深く観察してみてください。猫が鳴きながらうろつくときには、不安感や体調の変化など、いくつかの原因が考えられます。ここでは5つの意味を紹介します。特に、いつもと違う様子が見られる場合は注意が必要です。

1.欲求不満

何か言いたいグレーの猫

飼い猫は、空腹のときや誰かと遊びたいとき、飼い主に言えば大抵の場合、応えてもらえるでしょう。しかし、飼い主の存在をまるで無視して鳴きつづける場合、満たされない欲求不満の可能性もあります。

たとえば、家族の誰かが不在なときは、「お母さんはどこ?」「お兄ちゃんは?」と、探そうとしてウロウロ鳴くことがあります。また、同居のペットが亡くなったあとにも、残された猫が鳴きながら探す姿は多くの家庭でも見られています。

あるいは、気に入らないことを訴えるように鳴きながら歩き回ることもあります。これは愛猫がおやつや遊びを要求した際に、飼い主さんが「忙しいからあとでね」と断ったときに見られるかもしれません。

2.発情期の影響

怒る子猫

メス猫がはじめて発情期を迎えるのは生後6〜12ヵ月頃ですが、性成熟の早い子は6ヶ月に満たない頃からでも、発情期特有の行動を見せることがあります。ニャーニャー鳴きながらうろつきはじめるのも発情行動のひとつです。特にメス猫は体をくねくねさせたりする様子も伴うことがあります。

オス猫の場合は、発情中のメス猫に反応する形で発情行動がはじまりますが、鳴きながらうろつく点で共通しています。

発情期の猫は本能的に相手を求めて大きな声で鳴きますが、室内飼いでは交配相手に出会えず、フラストレーションから鳴き続けることもあります。

発情が原因の場合は、去勢や避妊手術が最善の対処法になります。手術をすることで、猫の発情ストレスが軽減されますし、将来の生殖器に関わる病気や脱走のリスクも軽減することができます。

3.泌尿器系の疾患

トイレまわりをうろつく猫

猫は、泌尿器系の疾患になりやすく、膀胱炎や尿結石などのトラブルは非常に多く見られます。

泌尿器系の異常では、排尿時に痛みを感じることがあり、その不快感からトイレの前後に鳴いたり、部屋をウロウロ歩き回ったりすることがあります。

泌尿器系疾患は突然症状が出ることがあるため、「なんだかよく鳴いているな」と感じたときは、血尿の有無や尿の量・回数、排尿時の様子などにも注意が必要です。トイレにいつまでも座っていたり、何度も出入りを繰り返したりしていたら危険サインです。

4.甲状腺機能亢進症

食器の前を歩く猫

甲状腺は、体内の代謝活動をコントロールするホルモンを分泌する役割があり、この機能が異常に活発になる病気が、甲状腺機能亢進症です。

猫では高齢になると発症することがあり、とても活動的になって、鳴きながら家の中をうろつく行動も見られるようになります。活動量が活発になり、食欲も旺盛になることから、一見すると元気そうに見え、病気に気づくのが遅れがちです。

しかし、実際には代謝が異常に活発になりすぎているため、たくさん食べてもエネルギー消費が高く、体重は減っていってしまいます。

甲状腺機能亢進症の発症は10歳以上の猫が圧倒的に多いため、高齢の愛猫が急に元気になった場合や性格に変化が見られる場合は、病気も視野に入れて観察するようにしましょう。

5.認知機能の低下

窓の前で鳴く猫

猫の長寿化にともなって、高齢になった猫の記憶力や空間認識の低下などの認知低下も見られるようになってきました。

加齢が進むと周囲の状況に対する認識が鈍くなり、不安を感じることがあります。この頃には視力や聴力の低下も始まり、自分のいる場所がわからなくなる不安から、鳴きながら徘徊するようになるのです。

猫が年を取ってきたら、転居や家具の模様替えはできるだけ控え、トイレや水飲み場を増やし、静かで安心できる場所に整えることが大切です。また、トイレの失敗や食欲の変化、1日の過ごし方に変化が見られるようになったら認知症も疑われます。定期的に獣医に相談するようにしましょう。

まとめ

鳴いているチャトラ子猫

猫が鳴きながらうろつく意味には、身体的な問題から精神的な不安定さまで多岐にわたりますが、いつもならしないような行動を見せたときは、不安や体調の変化などのマイナスな原因があるかもしれません。

高齢猫に多いと思われがちですが、若い猫が発症するケースもあります。特に膀胱炎、尿石症は尿路疾患の中でも若い猫に多い病気で、緊急性がありますので絶対に様子見しないでください。

もし、愛猫がやたらと鳴いて部屋をウロウロするようなときは、鳴き方の変化やトイレの様子にも気を配り、行動が安定しない場合には進んで獣医師へ相談するようにしましょう。

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