猫の『毛色・柄ごとに性格が違う』のはなぜ?4つのタイプ別に性格と歴史を解説

2025-05-10 20:20

猫の見た目には、それぞれ個性があり、毛色や柄によって性格に「ちょっとした傾向」があります。「人見知りや甘えん坊、好奇心旺盛…」といった、猫の見た目による性格の違いを聞いたことがある方も多いでしょう。ここでは、4つのタイプにしぼって、性格の特徴や、その背景にある歴史をご紹介します。

1.神秘的で甘えん坊な「黒猫」

公園の黒猫

黒猫はクールに見えて、実はとても愛情深い性格です。昔から「魔女の使い」とも言われていて、神秘的なイメージがありますよね。

実際の黒猫の性格は、飼い主にべったりな子が多く、甘えん坊で人と過ごす時間が好きな傾向があります。

黒猫は、「人に好かれにくい」とされた偏った歴史もあるなかで、「信頼できる相手には、深くなつく性質が育まれた」とも考えられています。

少し不器用だけど、心を開くと一途なタイプなので、お互い信頼し合える関係性でいたい人は、黒猫との相性が良いかもしれません。

2.親しみやすくムードメーカーな「茶トラ」

茶トラ猫

茶トラの歴史は、古代エジプトのキジトラ猫が突然変異として誕生したといわれています。

茶トラの性格は明るくておおらか。とにかく人懐っこくて、来客にもすぐスリスリするような性格の子が多いです。

遺伝的にオスが多く、そのためか「やんちゃで陽気」な印象が強くなりやすい傾向にあります。まるで家族の中心にいる太陽のような存在が、家の空気をぱっと明るくしてくれる存在です。

落ち込んでいるときに、そばでのんびりしている茶トラを見ると、不思議と心がほぐれていきそうですね。

3.個性派でマイペースな「サビ猫」

サビ猫

サビ猫は黒や赤、茶色の毛がまだらに混ざった独特な模様で、「べっこう柄」とも呼ばれます。この複雑な柄は、遺伝的にほとんどがメスとして生まれる特性があり、希少性から古代より「幸運を呼ぶ猫」として愛されてきました。

複雑で素敵な毛色のとおり、個性的な子も多く、繊細な部分と強さを合わせ持ったような性格をしています。

家族との協調性が高い一方で自由を大切にするタイプなので、心を許した相手には甘えん坊になってしまうこともあるでしょう。

本来の性格は温厚なのですが、警戒心が強い一面もあるため、あまり構いすぎるよりも静かに見守る距離感が「ちょうどいい関係」を築くポイントです。

4.慎重で賢い古代猫「キジトラ」

語りかけるような表情の猫

キジトラは野生に近い見た目どおり、慎重で頭の良い性格です。すぐには懐かないけれど、一度信頼されると深い絆が生まれることが多いです。

キジトラ柄は古代エジプトの猫にも多く見られ、「原点の猫」ともいわれています。この歴史が反映されたのか、警戒心と観察力が高いのが特徴といえるでしょう。

「静かに周囲を見守りながら、必要なときは活発に行動する」といった気持ちの切り替えがハッキリしているところもキジトラの魅力です。

まとめ

ネコ

猫の毛色や柄によって性格の傾向が見られるのは、長い歴史と遺伝の積み重ねによるものです。育った環境も大きく影響しますので、その子だけの特別な個性があります。

「この子って、なんでこんな性格なんだろう?」と感じたとき、毛色や柄といった見た目をきっかけに少し深く向き合ってみると、今よりもっと愛猫との距離が縮まるかもしれません。

歴史によって受け継がれた、それぞれの自由で魅力的な感性は、知れば知るほど愛おしさが増すことでしょう。

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