犬が『疲れている』ときにみせる4つのサイン 愛犬が疲労困憊になってしまう原因とは?

2025-06-22 20:00

愛犬の「いつもと違う」は、疲労のサインかもしれません。本記事では、犬が見せる疲れのサインとその原因、そして愛犬が心身ともに健康でいられるための方法について解説していきます。

犬が「疲れている」ときに見せる4つのサイン

ぐったりする犬

1.活動力の低下

愛犬が活動性の低下を見せる場合、それは「疲れている」明確なサインです。普段は散歩や遊びに目を輝かせる愛犬が、誘っても乗り気でなかったり、動きが鈍くなったり、単に寝ている時間が増えたりする場合は、体力を消耗していることを表しています。

また、名前を呼んでも反応が遅かったり、普段ならすぐに駆け寄ってくるはずなのにそうしなかったりする場合も、単なる怠惰ではなく、疲労によって反応力が低下している可能性があるので注意が必要です。

これは、犬の体が休息を求めているというサインであり、無理に活動を促すことはさらなる疲労や体調不良に繋がる恐れがあります。日頃から愛犬の活動レベルを把握し、少しでも変化が見られたら注意深く観察することが大切です。

2.食欲の変化

愛犬の食欲の変化は、疲労や体調不良を示す重要なサインのひとつです。普段は喜んで食べるはずのフードを残したり、食欲不振に陥ったり、あるいは食べるペースがいつもより遅くなったりする場合、それは体が「疲れている」サインかもしれません。

逆に、異常に食欲が増すことも、ストレスや特定の病気が原因で疲労に繋がっているケースがあります。また、水を飲む量の変化も注意が必要です。水を飲む量が極端に減る場合は脱水症状の懸念があり、逆に異常に増える場合は腎臓病などの病気が隠れている可能性も。

食欲や飲水量の変化は、目に見える疲労のサインとして最も分かりやすいもののひとつなので、日頃から愛犬の食事の様子をよく見てあげましょう。

3.行動の変化

犬が疲れていると、普段とは異なる行動の変化を見せることがあります。いつもは穏やかな子がイライラしやすくなったり、些細なことで唸ったり、攻撃的になったりするのは、精神的なストレスや疲労が蓄積しているサインかもしれません。

逆に、活発だった子が無気力になったり、元気がなく表情がぼんやりしたりすることもあります。また、落ち着きがなくソワソワしたり、一箇所に留まらず場所を転々と移動したりする行動も、何らかの不快感や疲労感からくるものかもしれません。

普段は甘えん坊なのに全く甘えなくなった、あるいは逆に過剰に甘えるようになったなど、飼い主への接し方が変わることも、心の疲労や不安が原因である可能性があります。

4.身体的なサイン

愛犬が疲労困憊しているときには、身体的なサインが明確に現れることがあります。最も分かりやすいのは、激しい運動をした後でもないのに呼吸が荒かったり、パンティング(ハァハァと息をする)が長く続いたりする場合です。

これは体に熱がこもっていたり、心臓に負担がかかっていたりする可能性があります。また、震えや痙攣が見られたり、姿勢がいつもと異なり背中を丸めてうずくまるような姿勢を取ったりすることも、痛みや不快感による疲労のサインです。

その他、足を引きずる、歩き方がおかしい、目がうつろで瞬きの回数が増える、目やにが増える、脱毛や皮膚の炎症など、普段とは違う身体的な変化にも注意が必要です。

下痢や嘔吐といった消化器症状も、疲労やストレスが原因で現れることがあります。これらの身体的なサインは、病気の可能性も視野に入れ、早期に獣医に相談することが大切です。

愛犬が「疲れてしまう」原因とは

疲れて座り込む犬

犬が「疲れてしまう」原因はさまざまです。

  • 運動の過不足
  • 精神的なストレス
  • 病気や怪我
  • 高齢化
  • 栄養の偏り、または不足
  • 睡眠不足

などが考えられます。

犬の疲労の原因は、身体的なものだけでなく、精神的なものも多く、複合的に影響し合っていることが多いです。愛犬の行動や環境を総合的に見つめ直し、疲労の原因を特定することが、適切な対策をとる上で重要になります。

愛犬が「疲れている」ときにできること

芝生に寝転ぶ犬

愛犬が「疲労」を感じているとき、飼い主にできることもあります。

  • 休ませる
  • 水分補給を促す
  • 体調の観察
  • 獣医師への相談
  • 環境の見直し

などです。

愛犬の疲労サインに気づいたら、決して見過ごさずに適切に対応することが、愛犬の健康と幸せを守るために重要です。早期のケアと、必要に応じた専門家への相談が、愛犬の健康な生活を取り戻す鍵となるでしょう。

まとめ

眠そうな犬

犬は言葉を話せない分、仕草や行動からさまざまな「サイン」を出しています。少しでもいつもと違う様子を感じたら、まずは獣医師に相談するようにしましょう。

また、生活環境の見直しを定期的に行い、ライフステージに合わせた食事内容や住環境を整えていくようにしてくださいね。

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