猫が床に寝転んで『くねくね』しているときの心理3つ 放置しないほうがいい場合も

2025-07-01 12:00

「くねくね」は猫の必殺技のひとつで、多くの場合、飼い主さんに甚大な好影響をもたらすものです。ただし、なかには病気の可能性のあるちょっと心配なケースもあります。愛猫の健康のためにも、「くねくね」にはどんなパターンがあるのか、改めて確認しておきましょう。

1.「甘えたい!かまって欲しい!」

ひっくり返るグレー猫

猫が「くねくね」する理由のひとつに、「甘えたい!かまって欲しい!」という気持ちがあります。

「くねくね」とは、床にゴロンと仰向けになった猫が、急所のお腹を大胆にさらしながら、右に左に妖しく身をくねらせることです。破壊力十分の「ヘソ天」だけでも十分なのに、「くねくね」もサービスされると、きっと多くの飼い主さんは「秒殺」間違いなしでしょう。

これが野生の世界だったら、たちまち敵にやられてしまう場面かもしれません。つまりは、たとえお腹を無防備にさらしても、絶対に襲われることはない、と愛猫は確信しているわけです。

飼い主さんの前で、愛猫が「くねくね」を無邪気に披露してくれるのは、安心と安全が確保され、おうち環境を含めた暮らしぶりに満足している証拠と言えます。もちろん、飼い主さんとの信頼関係もバッチリです。

愛猫が上機嫌に「くねくね」し始めたら、「甘えたい!かまってくれなきゃイヤ!」という熱烈なサインです。愛猫の気の済むまで、撫でるなり、かまってあげるなりして、その情熱的な要求に応えてあげてください。

2.「今こそ遊ぶタイミングでしょ!」

おもちゃに囲まれる茶白猫

実は、「くねくね」には、前項で指摘したような、ただ甘えたい気持ちとは違って、明確な目的に特化したパターンも存在します。

具体的に言うと、例えばくわえたおもちゃを飼い主さんのところまで持ってきて、その場で「くねくね」する行動です。意味はもちろん「遊ぼうよ!」の一択。おもちゃがフリスビーなら、まるで犬のような誘い方です。

愛猫がこういった計画的な行動に出るのは、今までの学習経験の成果によるものかもしれません。

以前何かのタイミングでおもちゃを持ってきたら、察しのいい飼い主さんが気づいてくれて楽しく遊べた!―猫はイヤな思い出と同じように、うれしい/楽しい思い出も決して忘れません。

もし愛猫がおもちゃ持参で「くねくねダンス」を踊り出したら、まさに「今こそ遊ぶタイミングっしょ!」というお誘いです。飼い主さんを遊びの輪に快く迎え入れようとしています。

毎日あれこれと忙しいでしょうが、生活に影響が出ない限り、愛猫といっしょに遊んであげましょう。

3.皮膚病の可能性も、放置はNG!

駆虫剤を滴下される茶トラ猫

ここまで挙げてきた「くねくね」に関しては、かわいらしく、ほのぼのとさせるものばかりでしたが、実は、何らかの皮膚病が原因になっている可能性もあります。

正常な「くねくね」との違いは、執拗なまでに床に身体をこすりつけているかどうかです。考えられる病気としては、ノミアレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、疥癬(かいせん)、寄生虫による感染症などがあります。

たとえば、愛猫がノミアレルギー性皮膚炎にかかると、背中から腰まわりにかけて、粟粒性皮膚炎(赤いブツブツ)による痒みが生じ、症状が悪化すれば、脱毛や細菌感染(二次感染)を引き起こすケースもあります。

室内で飼っている猫でも、ノミはお部屋の中にもいる可能性もあり、また帰宅時の飼い主さんの服などに付着したノミが感染経路になることもあり、リスク面で万全とは言えません。特にノミは初夏から秋にかけて活発化するので、事前に滴下タイプの駆虫剤などの対策が不可欠です。

ひどい痒みのために、愛猫がしきりに床で「くねくね」していたら、皮膚病の疑いがあります。念のために一度、動物病院に相談してみてください。

まとめ

仰向けになった子猫

猫には不思議な行動がいくつかありますが、「くねくね」もそのひとつかもしれません。

本文でも解説した通り、猫の「くねくね」は、甘えたかったり、遊んで欲しかったり、飼い主さんに対する要望がほとんどです。

ただし例外として、過剰な「くねくね」が続くと、ノミアレルギー性皮膚炎などの皮膚病の可能性もあります。

愛猫の異変を感じたら、深刻化する前に迷うことなく動物病院で診察を受けてみてください。

関連記事

猫が大好きという気持ちを飼い主に伝える9つのサイン
猫に構ってほしくて手を伸ばしたら、『ノールック』で…思わず笑っちゃう『可愛すぎる瞬間』が77万表示「スンとした顔が可愛いw」「笑った」
暑すぎるので1年ぶりに『ひんやり布団』を出してみたら、猫が…思わず笑っちゃう『可愛すぎる光景』が3万再生「最高だねw」「テンションMAXw」
パパの帰宅を待ちかまえる甘えん坊猫→2匹の同居猫は…まさかの『おかえりなさい』に「三者三様w」「大好きアピールは飼い主冥利に尽きる」
先住猫に『タイマンを挑む』小さな子猫を見守っていたら…あまりにも可愛い『結末』が103万再生「よく撮れたねw」「構図が完璧すぎるw」

  1. 東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” フロントにつながる非常用ボタンの電源が切れていた可能性 警視庁
  2. 衆議院の議員定数削減「国勢調査踏まえ成案得る」 高市総理と維新・吉村代表が会談
  3. たまご平均価格1パック308円 調査開始以降の最高値を更新
  4. 小5男児がトラックにひかれ死亡 「やや焦って自分の進路の遠くを見ていた」運転の男(65)を逮捕 過失運転傷害の疑い 東京・板橋区 警視庁
  5. 【 花總まり 】 浦井健治も驚きの〝殺し屋〟役でアクション初挑戦 「エリザベート様がお転婆に…」 中山優馬「花ちゃんについていきます」
  6. 自身のデジタルドメインを確保するためのロードマップを公開
  7. 石川祐希は第2セット途中で登場 世界最強クラブ決定戦でペルージャが白星発進 次戦は西田らの大阪Bと激突【バレー】
  8. 中国広東省でコカイン430キロ押収 アメリカからの情報により摘発 米中「麻薬取り締まり」協力をアピールか
  9. 「進路の遠くの方を見ていた」東京・板橋区で小5の男の子がトラックにひかれ死亡 運転していた会社員を現行犯逮捕【news23】
  10. “衆議院の議員定数削減”来年の通常国会で成立を目指すことで合意 高市総理と維新・吉村代表が会談
  1. 「進路の遠くの方を見ていた」東京・板橋区で小5の男の子がトラックにひかれ死亡 運転していた会社員を現行犯逮捕【news23】
  2. 中国広東省でコカイン430キロ押収 アメリカからの情報により摘発 米中「麻薬取り締まり」協力をアピールか
  3. 妊娠・出産を理由に「不戦敗」となるタイトル戦の規定削除 日本将棋連盟が発表
  4. トランプ大統領がイギリスBBCを提訴 約1兆5000億円請求 “恣意的編集”めぐり
  5. 石川祐希は第2セット途中で登場 世界最強クラブ決定戦でペルージャが白星発進 次戦は西田らの大阪Bと激突【バレー】
  6. 「自称・一夫多妻」の男とその妻ら3人逮捕…20代女性との性交動画を盗撮し動画サイトに投稿したか 警視庁
  7. 小5男児がトラックにひかれ死亡 「やや焦って自分の進路の遠くを見ていた」運転の男(65)を逮捕 過失運転傷害の疑い 東京・板橋区 警視庁
  8. “衆議院の議員定数削減”来年の通常国会で成立を目指すことで合意 高市総理と維新・吉村代表が会談
  9. 東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” フロントにつながる非常用ボタンの電源が切れていた可能性 警視庁
  10. たまご価格が過去最高値 1パック308円 エッグショック超え
  11. 追いかけっこをする2匹のネコ→『噛み逃げ』が起きた結果…思わず笑ってしまう展開が話題「お姉ちゃん強しw」「ケンカするほど仲がいい」
  12. 【速報】カンボジア南部シアヌークビルで日本人16人拘束 特殊詐欺に関与か 中国系企業によるカジノ開発などの影で国際犯罪拠点に