猫の『足の裏の毛がボーボー』を放置しないほうがいい理由 お手入れのコツも解説

2025-07-25 12:00

ふとしたときに、愛猫の肉球まわりの毛を見たら、「ボーボー状態」になっていた―みなさんにもそんな経験があるかもしれません。今回は、伸び放題の足の裏毛を放置していると、どんな困ったことが起こるのか、解説します。あわせてお手入れのコツも紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

猫の足の裏毛(タフト)が果たす役割とは?

黒猫の肉球

みなさんも大好きな猫の肉球には、体温調節(汗をかくなど)やジャンプ着地時のクッション、滑り止め、断熱材などの役割があります。

猫の足の裏毛は、専門用語では「タフト(tuft)」と呼ばれ、大事な肉球を補助する働きがあります。

たとえば、熱したアスファルトや冷たい雪の上を猫が歩く場合、「タフト」がクッション代わりになって、地面と肉球の接地面が減ると同時に、毛そのものの断熱性も加わるため、結果的に熱さ・寒さをいくらか感じにくくなります。

では、「タフト」が長く伸びてしまうと、猫にどんな悪影響を与えるのでしょうか?次項で具体的に説明します。

ボーボー「タフト」がダメな理由とは?

ボーボーな茶トラ猫の肉球

猫の「タフト」が肉球を覆うぐらいにボーボーになると、まず、足元が滑りやすくなります。特に、フローリングのあるおうちで、なおかつ、運動量の多い猫は要注意です。

また、衛生面での問題も無視できません。

伸びたままを放置していると、知らない間に「タフト」に部屋の汚れやホコリ、トイレ時の猫砂などが付着します。同時に、毛づくろいによって、猫が「タフト」まわりの汚れをいっしょに舐めてしまうので、少なくとも衛生的とは言えません。

さらに、梅雨時期の伸び放題の「タフト」は蒸れやすく、雑菌が繁殖しがちで、場合によっては、皮膚炎につながる恐れもあります。

「タフトボーボー問題」で特に気をつけたいのが、ペルシャ猫やメインクーン、ノルウェージャンフォレストキャットなどの長毛猫種です。日々の安全性と衛生面を考えると、これらの長毛猫種には「タフト」の定期的なお手入れが欠かせません。

次項では、実践的なお手入れ方法を簡単に解説します。

「タフト」のお手入れのコツとは?

ペット用のバリカン

「タフト」のお手入れでいちばん気をつけたいのは、愛猫が上機嫌なときに手早く済ませることです。

爪切りと同様、多くの猫が「タフト」のお手入れを苦手としています。不機嫌なときに試みてしまうと、愛猫から思わぬ抵抗や反撃に遭うかもしれません。愛猫の状態を冷静に見極めながら、「ここぞ!」というタイミングを見計らってみてください。

お手入れグッズとしては、ペット用のバリカン、ハサミなどがあります。ただし、ハサミを使用する場合、手元を誤って愛猫の大切な肉球などを傷つけてしまう可能性があるため、慣れていることなど飼い主のスキルの問題や、はさみの切れ味などからあまりお勧めできない場合もあります。ペット用のバリカンを使うのが最も無難な方法です。

愛猫のリラックス時に自然な感じで膝に乗ってもらい、さりげなくカットを始めると、苦手意識を持たれることなく、スムーズに作業を済ませられるかもしれません。お手入れ後、おやつのご褒美をあげると、次回以降もすんなり取り組んでくれるはずです。

カットの長さは肉球と同じくらいの高さが目安で、長毛猫種であれば、月に1度の「タフト・カット」が理想的です。

ちなみに、初めてペット用のバリカンを使うときは、事前に見せたり、実際に作動させたりして、ある程度、存在そのものに慣れてもらうことも、「タフト・カット」のコツです。

愛猫に抵抗されてカットが難しい場合は、無理せずに、トリミングや動物病院など、その道のスペシャリストに任せることも検討してみてください。

まとめ

バンザイして眠る子猫

今回は、愛猫の肉球まわりに生える足の裏毛について解説しました。

結論から言うと、「ボーボー状態」の足の裏毛を定期的にカットしておくと、「フローリングなどの床で滑らない」、「肉球まわりにゴミがつかない」というメリットがあります。

とりわけ、長毛種猫の場合は、もともと被毛が長く、短毛種猫に比べて、ボーボーになりやすいので、月に1度はカットしてあげてください。

足の裏毛をカットする際に、もし愛猫から激しい抵抗に遭ったら、動物病院やプロのトリミングに遠慮なく頼ることも大切です。

関連記事

子猫と『猫じゃらし』を使用して遊んでいたら…まさかの光景に爆笑する人が続出「先住猫ドン引きで笑ったw」「もう魚なんよw」と16万再生
飼い主さんが猫を撮影しようと『声をかけた』次の瞬間…コントのような『まさかのやり取り』が53万再生「ツッコミが良いw」「飲み方が天才w」
兄が遊びに来てから『2時間しか経ってない』のに、猫が……まさかの光景が10万再生「おてて置いてて可愛い」「めっちゃ好きだね」
一生懸命に何かを訴えてきた猫→あまりにも可愛すぎる『鳴き声』が700万再生の大反響「ムワァァァァ」「オペラ歌手みたいw」と話題に
シャーシャーと『威嚇していた保護子猫たち』→4日目になると…まるで別猫のような『尊すぎる光景』が24万再生「可愛さMAX」「たまらん」

  1. ゼレンスキー大統領 「安全の保証」得られればNATO加盟断念も視野 米特使らと和平協議
  2. 青森・震度6強地震から1週間 いまだ断水続く地区も…県内すべての学校で授業再開
  3. 銃撃犯2人は親子 オーストラリア・シドニーで発生のテロ事件 これまでに15人死亡 ユダヤ系住民狙ったテロ事件として捜査
  4. スピードスケートW杯 女子500m吉田雪乃 今季初Vで代表確実に、女子団体追い抜き 世界王者転倒も落ち着いてW杯全試合で表彰台
  5. 受験塾「SS義塾」が音信不通に… 塾を経営する会社の社長は「会社を乗っ取られた」と主張
  6. 【ニャンちゅう】 声優・津久井教生さん 「このお鏡餅が届くと、よぉ~し初日の出を見るぞ~って力が湧いてきます」 【ALS闘病】
  7. 「年収の壁」「議員定数の削減」などめぐり与野党攻防 国会会期末あさってに迫る
  8. 北海道 大雪の影響で停電や交通障害発生 北見では全小中学校が休校、列車104本運休も
  9. 30歳男を殺人未遂の疑いで逮捕 きょう未明に公衆電話から警察に“事件関与をほのめかす連絡” 福岡市の商業施設でHKT48スタッフら2人が刺された事件
  10. 【 ゆりやんレトリィバァ 】 米・ロサンゼルスで病院トラブル 「何やったん あの注射…」 海外に拠点移し1年 英語スコアは「履歴書に書ける最低レベル」
  1. 「殺そうと思って刺した」30歳男を殺人未遂の疑いで逮捕 商業施設でHKT48スタッフら2人が刺傷された事件 福岡市
  2. 【 井戸田潤 & 蜂谷晏海・夫妻 】 第2子男児の誕生を報告 「4人で迎えるクリスマス。サンタさん最高のプレゼントをありがとう」
  3. 【 ゆりやんレトリィバァ 】 米・ロサンゼルスで病院トラブル 「何やったん あの注射…」 海外に拠点移し1年 英語スコアは「履歴書に書ける最低レベル」
  4. 【速報】JR武蔵野線 上下線で運転見合わせ 市川大野駅での人身事故の影響
  5. 福岡市の商業施設でHKT48スタッフら2人刺され負傷、30代男性から事情聴取
  6. JR武蔵野線 運転を再開 市川大野駅での人身事故の影響で上下線で運転一時見合わせ
  7. 【速報】日経平均株価一時700円超値下がり 先週末のニューヨーク市場での値下がり受け
  8. 豪ビーチ銃撃事件 トランプ大統領「明らかな反ユダヤ主義による攻撃」と非難
  9. 『HKT48』スタッフなど・男女2人刺される 刺した【小太りの男】逃走中 いきなり「無言で襲う」
  10. 立ち上がった猫ちゃん→前足をあげると…かわいすぎる『仕草』が23万再生「いいことありそう」「めっちゃ癒される」とSNSで反響
  11. 【ごみ清掃芸人】 ヨーグルトの容器は 「古紙回収ではなく可燃ごみの地域が多いです」「理由は防水加工してあって水に溶けないからです」 【マシンガンズ滝沢】
  12. 30歳男を殺人未遂の疑いで逮捕 きょう未明に公衆電話から警察に“事件関与をほのめかす連絡” 福岡市の商業施設でHKT48スタッフら2人が刺された事件