なぜ再注目?実は日本発祥のスイーツ「ミルクレープ」【THE TIME,】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-07-29 08:00
なぜ再注目?実は日本発祥のスイーツ「ミルクレープ」【THE TIME,】

フランス語で“千枚のクレープ”を意味する「ミルクレープ」。今その人気が高まっているワケとは?

【写真を見る】なぜ再注目?実は日本発祥のスイーツ「ミルクレープ」【THE TIME,】

食べ応え◎「厚切りフルーツIN」

「フルーツがゴロッと入ったミルクレープを食べていますね」

『Afternoon Tea LOVE&TABLE 表参道』(東京・渋谷区)で多くの人が楽しんでいたのは、色とりどりに重ねられた“厚切りフルーツ”のミルクレープ。
モチモチ食感を生み出すために生地にはタピオカ粉を使用し、店内で1枚1枚丁寧に焼き上げています。

この日販売されていたのは季節限定を含む3種類。
定番&一番人気は、いちご・キウイ・バナナ・オレンジ・マンゴーとクリームを5層に重ねた「フルーツフルーツミルクレープ」です。(お茶付き2178円)

「めっちゃおいしい。フルーツのさっぱり感が良くて食べやすい」(10代女性)
「色んなフルーツの味がするのにあんまり重くない。生地も柔らかくてモチモチ」(30代女性)

2017年のオープン当時はミルクレープを販売せず、始めたのは2021年から。そのきっかけが「コロナ禍」だったといいます。

西岡文子店長:
「お客様が減少し“新しいスイーツを”ということで、見た目の豪華な華やかなインパクトが一番のポイント」

SNSなどで口コミが広がり今や人気NO.1商品に。
どれも“ドリンク付きで2000円前後”となかなかのお値段ですが、「月に3000個以上売れている」とのこと。

“昼食代わりに”20代女性・会社員:
「高いからこそ自分をいたわっている感が出る。『ミルクレープを食べるぞ』という気持ちで朝ご飯だけ食べてきた」

20代女性・会社員:
「ちょっと高いとは思うけど、見た目もかわいいし絶対おいしいので満足」

“日本発祥”主役は「クリーム」

「ミルクレープ」人気が再燃した背景には何があるのでしょうか?

スイーツジャーナリスト・平岩理緒さん:
「懐かしいスイーツが再びトレンドになる“リバイバルブーム”がここ最近起こっている。ミルクレープもかつて流行った懐かしいスイーツが、“新しい形として進化”しているというのが最近のトレンド」

大阪・梅田が本店のミルクレープ専門店『CASANEO』でも“進化系”が人気で、4月に登場したのが“クリームの層が分厚い”「ミルクリーム 北海道純生ミルク」(734円)。

THE TIME,マーケティング部 新名真愛部員:
「ミルクのコクがたまらない。口に入れると溶けていくようなミルクレープです」

“クリームが主役”の新作も加わり、店の売上げは2018年のオープン当初に比べ2倍以上に! 

ミルクレープは日本発祥のスイーツで、当時を知るシェフが在籍していることから、昔の味をいかし、極薄のクレープ生地を20層重ねた「はじまり」(550円)という商品も販売しています。

全国へ広げた元祖「王道系」

スイーツジャーナリストの平岩さんによると、ミルクレープが全国区になるきっかけとなったのが、全国に1000店舗以上を展開する『ドトールコーヒーショップ』。

1990年代半ばから販売をスタートすると、たちまち話題となり全国へ。
今でも「レモンミルクレープ」(530円※10月22日まで)など、季節限定フレーバーも販売するなど看板商品となっています。

MD企画部・友岡桃夏さん:
「2024年に北海道産の生クリームを使用してリニューアルをしているが、前年比120%ほどの売上げ。食べる客の幅が広がった」

売上げ5倍に「美しすぎる断面」

さらに“映え過ぎる”と話題なのが『galetteria BLUE RIBBON TOKYO』(東京・世田谷)。

40代男性・会社員:
「ちょっとお値段するなと思ったけど、見映えなどを含めたらそんなに高くないかな」

まるで“ショートケーキ”のような「シャインマスカットレアチーズミルクレープ」(1780円※7月16日から販売・季節限定)は、クレープ生地に練乳入りのレアチーズクリームの分厚い層、そこにシャインマスカットがゴロゴロと。それが2段になった贅沢な進化系ミルクレープです。

新名部員:
「生地感もありつつ、ふわふわのシャインマスカットのおいしさが際立つようなコクのあるクリームが最高」

毎月、旬のフルーツなどを使用した季節限定のミルクレープを販売。ほとんどの客が、SNSの投稿を見て来店するといいます。

山田雄 店長:
「断面、横から見た時の見た目、かなりフォトジェニックな感じ。販売当初と比べると5倍ぐらい売り上げが伸びている」

日本生まれの「ミルクレープ」が、進化した美しい見た目とご褒美需要から再び人気となっています。

(THE TIME,2025年7月16日放送より)

  1. 毛が生えない猫『ヘアレスキャット』6種 個性的な魅力や飼育のポイントもご紹介
  2. 犬に『コタツ』は危険なの?考えられる事故やワンコのいる部屋で飼い主が気をつけるべきことまで
  3. 食で健康を応援! 八王子「冬の体調管理フェア」で味わう13種のヨーグルトアレンジメニュー
  4. アイデアを終わらせない N高グループの学びが生んだ「みたらしコッペ」
  5. 【 中川翔子 】 「あと10キロやせたいが 母乳できるだけがんばりたいので 食事抜いたりはできない」 産後の体型変化を絵日記で公開
  6. タイの19歳が100mで9秒94!日本記録上回るアジア歴代3位の好記録 200mは同4位の20秒07でV【東南アジア大会】
  7. 【速報】日経平均 半導体関連株が重しで668円安の5万168円で取引終了 一方でTOPIXは最高値更新
  8. 『ずっとかわえええ』保護した2匹の子猫→成長した現在の様子が…尊いビフォーアフターに2万いいね「大きくなってからが本番」「とても良い」
  9. 会計の“サイン”終了で飲食店に異変!7割が明かした「決済端末への意外な本音」
  10. 【声優事務所・81プロデュース】 音声AI会社と業務提携 「声の無断盗用」に「一石を投じる」 ‟ ハイブリッド声優 ” の誕生にも期待
  1. 【速報】赤坂の個室サウナ店で2人が倒れ意識不明の重体 原因を捜査 警視庁
  2. 映画「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー監督が妻とともに遺体で発見される 息子による犯行か
  3. 【速報】危険運転致死とひき逃げ容疑で37歳男を再逮捕 盗んだ車で赤信号無視して交差点進入… 東京・足立区の14人死傷ひき逃げ事件  警視庁
  4. 【 小野真弓 】 原因不明の体調不良 「湿疹が治らず とんでもない事に」「ホラー映画並の悪化」 病院で検査受け 「顔とか見えるところに 出ないのが救い」
  5. 上野動物園のパンダ「シャオシャオ」「レイレイ」 1月下旬に中国返還 国内のパンダ「0頭」に 新たなパンダ貸与に向け交渉続けるも「具体的な回答なし」
  6. 中国の北海道風観光スポットがソウル風に変更 日中関係悪化が影響か
  7. 【 今田美桜 】 ドレス姿のオフショット披露に ファン反響 「美桜ちゃんもお衣装も素敵♥」「笑顔が観れて最高!!」
  8. 【速報】日経平均 半導体関連株が重しで668円安の5万168円で取引終了 一方でTOPIXは最高値更新
  9. 【 新山千春 】 ランクルタクシーで町中華の名店へ 「高校生の時に近所に住んでいて 本当によく通わせてもらったお店! 兆徳♡」
  10. タイの19歳が100mで9秒94!日本記録上回るアジア歴代3位の好記録 200mは同4位の20秒07でV【東南アジア大会】
  11. 【 中川翔子 】 「あと10キロやせたいが 母乳できるだけがんばりたいので 食事抜いたりはできない」 産後の体型変化を絵日記で公開
  12. アメリカ東部の名門大学で銃撃事件 逃走していた20代の男を拘束 授業中の教室に侵入、銃弾40発以上発射で11人死傷