猫の飼い主による迷惑極まりない『マナー違反な行動』3選 周囲への気配りを忘れずに!

2025-08-02 20:00

改めて自覚しておきたいのは、誰もが猫好きなわけではないという事実です。飼い主さんの認識不足によって、直接的、間接的に迷惑を被っている人も、この世には少なからずいます。今回は、お互いに快適に暮らせるように、どんな行為が周辺トラブルを招くのか、3つの事例に沿って解説します。

1.放任主義問題(放し飼い)

野外で活動する猫

放し飼いの猫は自由に見える反面、さまざまなデメリットが存在します。

周辺住民の観点から言うと、「糞尿被害」「庭などを荒らす」「爪研ぎで車を傷つける」など、数々の問題を無視できません。

猫側の立場で見ても、「交通事故」「よその猫との縄張り争い(ケガ、感染症)」「ノミ・ダニなどの寄生虫感染」といったリスクがあり、さらに飼い主さんには「突然の行方不明」も不安材料として常につきまといます。

つまり、猫の放し飼いには、周辺住民だけでなく、愛猫、飼い主さんにとっても多くの問題が含まれているということです。

負の側面や危険性を放置しているうちに、近隣住民とトラブルが勃発し、埋めがたい亀裂が生まれ、あるいは、愛猫にいたっては、交通事故などの突発的なアクシデントで命を落としてしまう恐れもあります。

2022年6月に施行された改正動物愛護法では、愛猫の健康と安全、近隣住民とのトラブル防止のため、努力義務ながら、「完全室内飼育」が推奨されています。

2.鳴き声問題

テーブルのそばで鳴く猫

犬の無駄吠えと同じように、猫の鳴き声もまた、周辺住民からクレームになりやすい事案です。

当たり前のことですが、猫を愛してやまない人たちがいる一方で、猫のことを好ましくないと思う人たちもいます。猫好きからすると「ニャー!」はかわいらしい鳴き声ですが、苦手な人には不快な音でしかありません。

たとえば、飼い主さんが長時間の外出中、お留守番していた猫が、寂しさのあまり、鳴きやまないことがあります。隣に暮らすおうちからすれば、「いい加減にしてよ!」と叫びたくなるようなレベルです。

とりわけ、繁殖期を迎えた猫や「分離不安症(飼い主が離れると極度に不安になる)」状態になった猫は、とても激しい声で鳴き続けます。

繁殖期以外で猫が鳴きやまないのは、不安やストレス、欲求不満をたくさん抱えているからです。「分離不安症」は、甘えん坊で、飼い主さんといつもベッタリ関わっている猫に多い症状と言われています。

もし愛猫が鳴きっぱなしでみなさんが困っていたら、まず、どこに問題点があるのか、じっくり見定めてみてください。

「トイレが汚れている」「おもちゃ遊びが減った」、あるいは「いっしょにいる時間がそもそも少ない」など、猫によってさまざまな要因が考えられます。多くのケースでは、愛猫そのものではなく、飼い主さんとの関わり方が問題化しているだけかもしれません。

まわりに暮らす人たちからクレームが入る前に、飼い主さんは、愛猫の鳴きやまない理由を探り出し、最も適切な方法で改善してあげるようにしましょう。

3.野外での無責任なエサやり問題

置きエサに集まる猫たち

3番目に挙げるマナー違反は、「野外での無責任なエサやり」です。

「かわいそうだから…」と、放し飼いの愛猫のついでに、他の猫たちにエサを与え続けると、それこそ取り返しのつかない状況にもなりかねません。

猫同士のケンカが起こるだけでなく、集まってくる猫たちが仮に未去勢・未避妊手術だった場合、その後の爆発的な子猫の誕生も目に見えています。

猫の数が増えれば争いごとも増え、糞尿被害、車の損傷、唸り合いを含めた鳴き声などの問題が絶えず起こり、果ては周辺コミュニティを巻き込んだ一大騒動に発展するかもしれません。

そして、人間の無責任な行動により、続々と生まれてきた子猫たちが、車に轢かれ、カラスに命を狙われる――見るに堪えない痛ましい最期を遂げてしまいます。

猫好きのみなさんのなかには、困った猫を放っておけない人もいることでしょう。すべての猫をおうちに迎え入れられたらいいのですが、住宅事情などもあって、必ずしもそう簡単にはいきません。

自分の愛猫以外の幸せも願うなら、地域猫保護団体に声をかけたり、自分で里親を探してあげたり、行政に相談して去勢・避妊手術費を援助してもらうなど、できる範囲で行動してみてください。

「かわいそう…」という良心的な気持ちが、周辺住民のみなさんへの迷惑、さらに最終的に猫たちを苦しめる結果につながってしまうのは非常に残念でなりません。負の連鎖を断ち切るためにも、猫と関わる人には責任ある行動が求められます。

まとめ

女性に撫でられる猫

今回は、周囲に迷惑がられる飼い主さんの行為を3つ紹介しました。

本文でも取り上げた「放し飼い」や「鳴き声問題」「無責任なエサやり」によって、今この瞬間にも不快にさせられている人がいるかもしれません。猫を深く愛しながらも、一方で、そういった人たちが存在することも忘れたくないものです。

せっかくの善意が他人への迷惑行為につながらないように、日頃から十分に気をつけましょう。

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