「夏疲れ」解消!シャワーは首元・足元どちらにあてる?医師が教える“ちょい習慣”【ひるおび】

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2025-08-29 16:45
「夏疲れ」解消!シャワーは首元・足元どちらにあてる?医師が教える“ちょい習慣”【ひるおび】

「毎日疲れてる…」「食べるのはアイスばかり」「帰ってきたらずっとソファにいる」
猛暑や生活リズムの乱れで起こる“夏疲れ”。
夏疲れを解消し、今すぐできる“ちょい習慣”を消化器内科医の工藤あき氏に聞きます。

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「夏疲れ」していませんか?

『ひるおび』で行ったアンケート(1万612人が回答)では、「夏の疲れを感じている」と答えた人は88%に上りました。

アロリエクリニック 消化器内科医 工藤あき氏:
連日暑いので、対策していてもちょっと外出したときに体調不良になられる方や、「室内で過ごしていてもふらつく」などを訴える方が、例年より多い印象があります。

「夏疲れ」とはどういうものなのでしょうか?

暑さによる疲労感や夏バテを繰り返すことで、自律神経の乱れからくる胃腸の不調やだるさが引き起こされます。
さらに夜更かしなどの生活習慣の乱れによって、腸内環境の悪化がおこり、体内時計も狂っていきます。
これにより夏疲れがさらに悪化し、更なる体調不良に繋がっていってしまうのです。

アロリエクリニック 消化器内科医 工藤あき氏:
現時点での「夏バテ」だけでなく、それが積み重なって自律神経の不調もつながると、慢性的な「夏の疲れ」になってしまいます。

「夏疲れ」を放置すると・・・

◆慢性疲労の固定化
・自律神経が乱れたままになってしまい、休んでも疲れがとれない
・日常生活が困難なほどの疲労感・微熱・睡眠障害などが続く「慢性疲労症候群」に似た症状へつながることも

◆消化器系の不調
・食欲不振など胃腸機能の低下が続く
・栄養不足や肌トラブルに

◆免疫力の低下
・栄養不足や体温調節機能の低下
・秋以降、風邪や感染症にかかりやすくなる

◆精神的な不調
・睡眠不足や自律神経の乱れで気力が低下
・不安感や抑うつ気分 集中力の低下につながる

「夏疲れ」チェックリスト

【1】疲れやだるさがとれない
【2】食欲がない
【3】夜ふかしをすることが多い
【4】一日中クーラーの効いた部屋にいる
【5】めまいがする
【6】冷たい飲み物が好き
【7】湯船につからずシャワーが多い
【8】気力がわかない

2つ以上当てはまると、「夏疲れ」を引き起こしている可能性があります。

アロリエクリニック 消化器内科医 工藤あき氏:
特に【1】と【8】にあてはまる人は、慢性的な夏疲れのリスクが高まっていると思います。

“ちょい習慣”で「夏疲れ」解消

Q.温かいシャワーをあてるならどっち?
A:首元
B:足元

正解は・・・
A:首元

首には太い血管があるので、温めることによって血流が良くなり自律神経のケアに
つながります。
40℃前後で数十秒から1分ほどがおすすめ。
※あて過ぎると血圧が下がりすぎたり失神のリスクもあるので注意してください。

自律神経は室内外の気温差が大きいと酷使されてしまうので、室温を冷やしすぎず28℃程度に保ち、自分の腕を触って冷たかったら上着を羽織るなどの対策をとるのも大事です。

Q.食後、胃を休めるためには?
A:すぐに寝る
B:しばらく起きている

正解は・・・
B:しばらく起きている

食べた後すぐ寝てしまうと、胃酸が逆流する可能性があり胃に負担がかかってしまいます。
また、就寝前の夜食・間食は体内時計の不調に繋がることもあります。
厚労省によると、夜食や間食の摂りすぎは糖尿病や肥満に繋がるリスクもあり、閉塞性睡眠時無呼吸の発症リスクも高めます。

Q.朝食におすすめなのは?
A:みそ汁
B:野菜ジュース

正解は・・・
A:みそ汁

みそ汁には乳酸菌とタンパク質が含まれています。
おすすめの具材は
▼疲労回復に効果が期待できるビタミンB1が豊富な「豚バラ肉」
▼ビタミンB1の効果を体内で長時間持続させるアリシンを含む「青ネギ」

抗酸化作用のあるビタミンEを含み紫外線ダメージを防ぐ「すりごま」をちょい足しするのも効果的です。

工藤あき医師:
みそ汁は具材の工夫でいろんなアレンジもできますし、ジュースと比べ、具材を噛むことができます。噛むことで体が消化の準備をちゃんとしてくれるので、消化を促してくれる効果もあります。

睡眠で気を付けるポイント

・麻や綿など、通気性の良い寝具やパジャマで寝る
・エアコンの温度は26℃
・就寝前はスマホの使用やカフェインの摂取を控える

工藤あき医師:
体温が下がってくると眠気も出てきますので、寝るときは少し寒い環境が必要です。
長袖を着て、布団を使うような環境で寝ていただくのがいいと言われています。
また、夜ふかしをリセットしていくのに早寝はなかなか難しいと思うので、まずは早起きから始めていただきたいと思います。早起きして朝日を浴びる。そして朝食を食べるというのが体内時計をリセットしてくれますので、そういったことから少しずつリズムを整えていくといいと思います。

(ひるおび 2025年8月28日放送より)
==========
<プロフィール>
工藤あき医師
アロリエクリニック 消化器内科医
愛称は「むき卵ドクター」
美容や食生活に関する書籍多数 2児の母

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