縁起が良いと言われる『べっこう猫』の魅力3選!よく似た『サビ猫』、違いは何?

2025-09-21 12:00

今回は、いわゆる「べっこう猫」と呼ばれる被毛パターンについて紹介します。いったいどんな魅力を備えている猫なのでしょうか?幸運を招く由来もあわせて解説するので、ぜひ最後までおつき合いください。

「べっこう猫」とは?

座るべっこう猫

結論を先に述べると、「べっこう猫」は、サビ猫の仲間です。

両者の違いの見極め方は、赤茶色(オレンジ色)の占める割合にあります。赤茶色の毛が多いと「べっこう猫」、黒毛がちだとサビ猫と分類されます。

「べっこう猫」のべっこうとは「鼈甲」と記し、ウミガメの一種・タイマイの甲羅のことです。古くからかんざしなどの原材料として使われてきました(1992年のワシントン条約により貿易禁止。現在は、それ以前に輸入したものを元に製品化)。

赤茶色寄りのサビ猫が「べっこう猫」と呼ばれるのは、日差しを受けると、「鼈甲」のように輝いているように見えるからです。英語では、サビ猫も含めて「Tortoiseshell cat(べっこう猫)」と表現されています。

ちなみに、サビ猫には、縞模様が目立つものや黒っぽいもの、三毛猫っぽいもの、さらに「麦わら猫」(色が薄い)などの被毛パターンがあります

1.被毛パターンがオンリーワン

べっこう柄のメインクーン

サビ猫もそうですが、「べっこう猫」の魅力のひとつは、オンリーワンな毛柄にあります。

黒や赤茶色(オレンジ)といった毛色が織りなす斑模様は、世界に二つとないデザインです。

しかも、黒毛の多いサビ猫と異なり、「べっこう猫」は赤茶色の毛の比率が高いので、光の当たり具合によって、さまざまに表情を変えます。

たとえば、日陰にいるときと、窓辺にいるときとでは、印象がまったく違います。普段から見慣れているはずの飼い主さんも飽きないほどです。

「べっこう猫」は、遺伝上の関係で、ほとんどが雌です。三毛猫と同じで、雄が生まれる確率はかなり低いとされています。

そういう意味でも、「べっこう猫」は、猫の被毛パターンの奥深さ、不思議さを端的に示す見本と言えるかもしれません。

2.穏やかな性格で賢い

避妊手術済みのべっこう猫

「べっこう猫」は、サビ猫の一種であり、当然のことながら、性格面でもサビ猫と共通するところがあります。

個体差の違いはありますが、「べっこう猫」の性格は、一般的には穏やかで、しかも賢いと言われることもあります。

「べっこう猫」の聡明さは、前述したように、遺伝の確率で雌猫が圧倒的に多いことと関係しているかもしれません。雄猫と比べると、雌猫は総じて落ち着いていて、自立心が強く、ときにツンデレを効果的に挟んできます。

元気いっぱいにいっしょに遊ぶというよりも、お互いに邪魔せず、適度な距離感でゆっくりくつろぐ、といったつき合い方が、「べっこう猫」には向いていると言えるでしょう。

仮に飼い主さんも「べっこう猫」と同じ気質なら、相性バッチリで、ベストパートナーになれるかもしれません。

3.幸運を呼ぶ猫!?

女性に抱っこされるべっこう猫

最後の3つ目は、幸運を招く「福猫」と言われていることです。

「べっこう猫」が「福猫」として重宝されてきたのは、三毛猫と同様に、「3」にまつわる被毛パターンを持っていること(白毛が混ざっていることもある)、黒、茶色(赤茶色)が「魔除け」、「無病息災」にそれぞれ対応しているから、と考えられています。

さらに、雄猫の出現率が極めて低く、貴重なことから、雄の「べっこう猫」がとりわけ大切に扱われてきた可能性もあります。

まとめると、「3」という縁起の良い数字、色が持つ古くからの言い伝え、雄猫の希少性がそろっているからこそ、「べっこう猫(サビ猫)」は、今日に至るまで人びとの間で「福猫」の評判を得てきたわけです。

確かに、明るい茶色寄りの「べっこう猫」は、神秘性にあふれ、そこにいるだけで見る者を幸せな気持ちに包んでくれます。

まとめ

一点を見つめるべっこう猫

本文でも紹介した通り、「べっこう猫」はサビ猫の一種です。

唯一無二の被毛パターン、温厚な性格で聡明、縁起の良さ、この3つを備えていることこそ、「べっこう猫」の最大の強みと言っていいでしょう。

すでにみなさんもその魅力に憑りつかれた一人かもしれません。

初めて知った方も、今回の記事をきっかけに、「べっこう猫」についてより深く関心を持っていただければ幸いです。

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