細川護煕元総理が語る“非自民連立” 野党共闘の作法とは?「大きな旗を立てねばならない!」8党派連立から30年余り新たな連立は…【サンデーモーニング】

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2025-09-28 14:30
細川護煕元総理が語る“非自民連立” 野党共闘の作法とは?「大きな旗を立てねばならない!」8党派連立から30年余り新たな連立は…【サンデーモーニング】

“石破おろし”から自民党総裁選へと、いわゆる政治空白が続いているなか、野党側にはまとまって対抗する動きが見られません。かつて政治改革の旗印のもと、非自民の連立政権が生まれた時代から今の政治を読み解いていきます。

【写真を見る】8党派を率いた当時の細川護煕元総理

総裁選に向け「連立拡大・連携強化」 かつての総理は…

細川護熙 元総理大臣(87)
「これ漆(で描いた絵)なんですね。蕪村の絵に習って、こういうものを描いている。あまり人がやらないことをやっている」

自らの作品について語る細川護煕さん。かつて非自民8党派による連立内閣を組閣した元総理です。政界引退から27年、今、行われている自民党総裁選について...

細川氏
「あまり大きな景色が見えてこない。総裁選の話でも、全然聞こえてこない。小さな話ばかり多くて、大丈夫なのかなと思ってしまいますね」

連日行われる総裁選討論会。候補らが度々口にしたのが、今後の他党との関係です。

高市早苗 前経済安全保障担当大臣
「連立の拡大を目指します」

茂木敏充 前幹事長
「連立の枠組みの拡大」

衆参両院で「少数与党」に転落した自民党。政権運営には、これまでの公明党との連立に加え、野党との連立や野党の協力が不可欠です。

過半数の議席を占める野党は、まとまれば数の上では政権をとることも可能。そうした中、野党第一党の立憲民主党は...

立憲民主党 野田佳彦代表
「野党で連立が組めるかどうかを模索したいと思う。誰を首班で選ぶのかという話を、ぜひしていきたい」

総理大臣の指名で野党候補を一本化したい意向を見せてはいます。しかし、野党が9党にまで増えた中、まとまる気配はありません。

8党派「細川連立政権」発足 「『政治改革』やろうという吸引力がしっかりしていた」

一方で、かつて野党が“反自民”で一丸にまとまったのが、細川さんが率いた8党派に及ぶ連立政権でした。

1993年、総選挙で自民党は過半数割れに追い込まれます。当時の野党・新生党の小沢一郎氏は...

新生党 小沢一郎代表幹事(1993年7月・当時)
「与野党のもたれあいの政治では、これから日本はやっていけない。自民党と連立する気もありません」

そして誕生したのが、「非自民8党派」が結集してできた、細川連立政権。自民党は結党以来、初めて野党に転落します。

街の声(1993年8月)
「(細川政権を)支持できる。汚れのないような感じがするから」

発足時の支持率は77%を上回る(JNN世論調査)など、国民からの期待感は否応なく高まりました。

自民党から分かれた小沢氏率いる新生党から、長く自民党に対抗してきた社会党まで、多様な野党が一つにまとまることができたのはなぜか。

【8党】
・日本新党
・新生党
・社会党
・公明党
・民社党
・新党さきがけ
・社会民主連合
・民主改革連合

細川氏
「『政治改革』っていうものをやろうっていう吸引力がしっかりしてましたから。やっぱり旗印がないと、まとまりにくい。『この指止まれ』っていうのをやった。それが非常にうまくいきました」

わずか8か月で“崩壊” 「時間が経つにつれて、きしみが…」

細川総理(1993年8月・当時)
「本年中に政治改革を断行することを私の内閣の最初の、そして最優先の課題とさせて頂きます」

「政治改革」という旗の下に集まった野党。リクルート事件や佐川急便事件など、政治とカネの問題で、自民党への政治不信の高まりがあったのです。

そして、発足わずか5か月で細川政権は自民党とも協議し、「企業・団体献金の制限」や、「小選挙区制導入」などの、いわゆる「政治改革法」を成立させます。

ところが、政治不信の解消に向け、政権が走り出した矢先...

細川総理(1994年4月・当時)
「私自身がその道義的責任を負うべきものであると」

政権発足からわずか8か月。過去の政治資金問題などの責任を取る形で、細川総理は辞意を表明。8党派が集まった細川連立政権はあえなく崩壊したのです。国民の期待を裏切る形となり、再び政治の混迷を招いたことについて、細川さんは...

細川氏
「『政治改革をやらなきゃならん』という、それが効いているうちはうまく転がっていったんですけど、右と左、両方(政党が)あるわけですよね。右が納得しても、左が納得しないということは、たくさんありました。それはもう大変でした。時間が経つにつれて、きしみが多くなってきた」

その後、連立の主要政党だった社会党と、さきがけが離脱。すると自民党は、第2党だった社会党の村山富市委員長を総理に担いだ、「自社さ」連立政権を誕生させ、世間を驚かせたのです。

「得点になるような話ばかり」 新たな連立模索は?

かつての敵とも手を組む、巧みな政党間の合従連衡は、ドイツやフランスなど中小政党が乱立するヨーロッパでは当たり前。選挙の度に連立を組み替え、多様な社会課題に応えようとしています。

一方で、野党同士がまとまる気配が見られない今の状況に、細川さんは...

細川氏
「(野党が)小さな利益というか、主張にこだわって、何か得点になるような話ばかりして、なかなかまとまりそうもない。政治改革もやらないといけないし、日本をどうするのか、どういう風にしたいのか、そこのところを、語ってもらいたいと思う」

かつての8党派連立政権から30年あまり。新たな連立は摸索されるのでしょうか。

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