猫が急に『甘えてこなくなった』ときの理由3つ 考えられる原因と接し方のコツ

2025-10-16 16:00

愛猫が突然甘えてこなくなったとき、飼い主さんは不安になってしまうものです。いつものように膝の上に乗ってこない、撫でようとしても逃げてしまう、名前を呼んでも反応が薄いなど…。実は猫が甘えなくなる理由は様々で、病気や体調不良、ストレス、環境の変化など多岐にわたります。そこで今回は猫が急に甘えてこなくなる主な理由と、それぞれに適した接し方のコツを解説します。

猫が急に『甘えてこなくなった』ときの理由3つ

不満そうな顔の茶トラ猫

1.体調不良や病気による影響

猫が急に甘えてこなくなる理由の一つが、体調不良や病気です。

猫は本能的に弱みを見せない動物のため、体調が悪いときほど人から距離を置こうとする傾向があるという説があります。

痛みを伴う病気であれば、触られることを嫌がったり、普段よりも警戒心が強くなったりすることも。

たとえば関節炎などの慢性的な痛みを伴うもの、腎臓病や甲状腺機能亢進症などの内臓疾患、皮膚炎や外傷などの外部的な問題なども挙げられます。

病気の多くは初期段階では症状が分かりにくく、飼い主さんが気づいたときには既に進行していることも少なくありません。

そのため猫が甘えなくなったことだけでなく、他にも気になる症状がある場合は、体調不良を疑ってみましょう。

【接し方のコツ】
体調不良が疑われる場合の接し方としては、まず無理に触ろうとせず、猫の健康状態をチェックしてみます。

食欲や排泄の状態、普段の行動パターンに変化がないかを観察し、少しでも異常を感じたら早めに動物病院を受診してください。

また猫が落ち着きやすい静かな場所を用意し、ストレスを与えないよう配慮することも大切です。定期的な健康チェックを心がけ、猫の健康を守りましょう。

2.環境の変化によるストレス

猫が急に甘えなくなる2つ目の理由は、「環境変化によるストレス」です。

猫は「変化」を非常に嫌う動物で、些細な変化でもストレスを感じて行動が変わることが珍しくありません。

たとえば引越しや模様替え、新しい家具の導入、家族構成の変化(新しいペットや家族の増減)、来客の頻度の変化など、人間にとっては小さな変化でも、猫にとっては大きなストレス要因となります。

ほかにも多頭飼いの場合、新しい猫が加わったり、既存の猫との関係性に変化が生じること、また工事音や雷などの大きな音、見慣れない人の出入り、普段と異なる匂いなども、猫の警戒心を高める要因のひとつです。

【接し方のコツ】
環境ストレスが原因と考えられる場合は、まず原因となっている変化を特定し、可能な限り猫にとって安心できる環境を整えることです。

たとえば猫専用の隠れ場所を作る、フェロモン製品を活用する、普段使っていた馴染みのあるアイテムを置くなど。

また日常生活のなかでも急激な「変化」はなるべく避けて、段階的に新しい環境に慣らしていき、猫のストレスを軽減させましょう。

3.飼い主との関係性の問題

不機嫌顔のアメショ猫

飼い主さんの生活パターンや接し方の変化も、猫が甘えなくなる原因の一つです。

たとえば仕事が忙しくなって猫と過ごす時間が減った、猫を迎えて間もないなど、猫と飼い主の関係性は、猫の「甘える」基準の大切な指標です。

これまで仲良くても急にスキンシップの機会を減らすのもNGですし、もちろん家族になりたての時期は甘えてくる猫は少ないもの。

また、過去に嫌な経験をした場合も影響します。たとえば薬を飲ませるために無理やり捕まえた、爪切りで痛い思いをさせた、大きな声で叱ったなどの出来事が、猫の飼い主に対する信頼に影響を与えることがあります。

猫は記憶力が良く、とくに嫌な記憶は長く残るので、飼い主の接し方ひとつで関係性にも影響が出やすいのです。

【接し方のコツ】
関係性の改善には時間と忍耐が必要です。まずは猫のペースを尊重し、無理に距離を縮めようとしないこと。

猫が近づいてきたときには優しく接し、好きなおやつを与えたり、猫が喜ぶ遊びをしたりして、ポジティブな経験を積み重ねましょう。

急激に距離を縮めようとすると逆効果であることもあり、徐々に距離を縮めることをおすすめします。まずは同じ空間にいられただけでも第一段階は合格です。徐々に仲良く遊べるように忍耐強く接しましょう。

スキンシップはできるだけ毎日するのが理想。猫が嫌うお手入れはなるべくスピーディーに、おやつなどを活用してお手入れが少しでも良い記憶として残るようにしましょう。

まとめ

飼い主に撫でられて幸せそうなキジトラ猫

猫が急に甘えなくなるのは、飼い主さんにとって心配なことですが、その原因は必ずしも「嫌われた」というわけではありません。

病気やストレス、飼い主との関係性など、さまざまな理由が考えられます。

決して焦らず、猫に無理をさせないようにし、甘えなくなった原因を考えてみましょう。そして思い当たることがあれば、それに応じた対応をとりながら猫の様子を見守ります。

猫との関係は一朝一夕に築かれるものではありませんが、愛情と理解があれば、きっと以前のような甘えん坊の愛猫に戻ってくれるはずです。

関連記事

猫が鼻を「フンフン」鳴らす理由と注意すべきこと
年が離れた2匹のネコ→プチプチで遊ぼうとすると…思わず笑ってしまう『テンションが噛み合わない様子』に反響「対照的」「ズレも面白い」
手の上に顔を乗せて『ウトウトとしていた猫』が、次の瞬間…あまりにも可愛すぎる光景が42万再生「何考えてるんだろw」「マジで癒された」
猫から『好かれる人』のタイプ5つ
猫が飼い主に感謝している時にする10の仕草

  1. 久住小春、ミニスカート&ロングブーツの美脚コーデ公開!「すこぶる可愛い」「素敵な写真」
  2. 高市総理の台湾有事発言 「武力介入すれば痛烈な代償を払うことに」中国国防省がけん制
  3. 【 ねこ 】藤あや子さんの保護猫「じゃこ天」 大声で “ごつん・すりすり” 「ごはん欲しい時だけはこれです」「普段はまだ触らせてくれない」
  4. 【ビリーバンバン・菅原進】脳梗塞で転倒し「左足の大腿骨の頸部を骨折」
  5. 【速報】コメ平均価格5キロ4316円 過去最高値を更新 新米価格の高止まりが要因
  6. 【 中川安奈 】「NPB AWARDS 2025」表彰式の司会に 伸びやかピッチングフォームと共に公表「光栄です」
  7. 中国側が“日本批判”強める理由 高市総理の台湾有事「存立危機事態」答弁めぐり“夜にわざわざ日本の大使を呼び出し抗議”
  8. 静岡のヤード拠点に違法薬物密造か イラン国籍の男ら3人逮捕 覚醒剤とみられる薬物約40キロ、覚醒剤入り錠剤4~5万粒など押収 神奈川県警
  9. ハーゲンダッツ「ミニカップ」「クリスピーサンド」など全商品を来年3月から値上げへ
  10. 「黙って過ごすのは親として耐えられない」時効まであと2年…未解決のタイ北部 邦人女性殺害事件 現地訪問を重ねる両親の思い
  1. 【速報】インフルエンザ感染者数 5つの県で警報レベルの基準超える 厚生労働省
  2. “黒字万博”の裏側で…「建設費未払い問題」置き去り“万博倒産”の危機…閉幕から1か月 進む解体工事に影響も【news23】
  3. 大谷翔平“1日で4冠”にライバルは「史上最高の選手と対決は素晴らしい経験」サイヤング賞投手はWSの山本に「一番感動した瞬間」
  4. 【 がん闘病 】歩りえこさん 大腸がん手術後の排便障害の悩みを吐露「トイレに間に合わなかった時にはオムツにしてしまい トイレで泣きじゃくった」
  5. 「肩こり」の原因は“首のインナーマッスル”にあり!五輪ドクターが教えるメカニズムと改善法【ひるおび】
  6. 日産 商業施設内の店舗拡大へ 「車の販売は行いません!!」きっかけづくりで販売促進
  7. 自民・埼玉県連の政治資金私的流用疑い 県連が小谷野五雄幹事長の除名処分を発表 「私的流用と言わざるを得ないものが相当数あった」
  8. 【 井上咲楽 】「自分のご飯が食べたくて張り裂けそう」多忙な中キムチ鍋と土鍋ごはん「寝る時間を削ってでも」
  9. 日経平均株価 終値905円安 一時1000円以上下落
  10. 「春のクマ捕獲」を強化へ 冬眠中・冬眠明けの捕獲でクマの個体数を削減 政府の「クマ被害対策パッケージ」
  11. 【 西山茉希 】「キッチンにいる時間が好き」 オーブンで作る絶品ローストポークの作り方を公開
  12. 楽天グループ1~9月期の最終損益1512億円の赤字 モバイル事業などが重石 この期として7年連続の赤字