猫が『寒さに弱い』理由2つ 快適に過ごしてもらうための防寒対策も

2025-11-02 17:00

猫は冬が大の苦手―そんなイメージがありますが、なぜ猫は寒さを嫌うのでしょうか?今回は、歴史的背景や身体のしくみを通して、その理由を解き明かします。冬場に不可欠な防寒対策についても解説するので、あわせて読んでみてください。

1.もともと砂漠地帯の生まれだから

乾燥地帯を歩くリビアヤマネコ

1つ目の理由は、猫がもともと砂漠地帯にルーツを持つ動物だからです。

猫の祖先は、現在のキジトラにも似た、リビアヤマネコと言われています。

リビアヤマネコの生息地は、北アフリカや中近東などの砂漠地帯で、日中は40℃を超えることもあります。猫が寒さよりも暑さに比較的強いのは、大昔から温暖、あるいは高温な環境下に適応して暮らしていたからです。

視点を変えると、ホッキョクグマのように、分厚い脂肪や保温性の高い被毛など、防寒の必要性がなかった、という意味にもなります。その証拠に、ノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンなどの一部の純血種を例外として、猫の大半は短毛種です。

進化の過程上、多くの猫は寒さに対する備え(耐性)を身につけないまま、今日に至っています。

猫の体感センサーをわかりやすく例えると、生まれも育ちも沖縄の人が、20℃を下回っただけで、「寒い!」と感じるのとよく似ているかもしれません。

2.人間や犬と比べると筋肉量が少ないから

並んで野外を歩く猫と犬

2つ目の理由は、人間や犬に比べると、身体全体の筋肉量が少ないからです。

猫は根っからのハンターで、待ち伏せし、一瞬のチャンスを狙います。集団で狩りする犬のように長距離移動の必要もないので、運動量が控えめな分、必然的に筋肉量も少なくなります。猫の狩りは、まさに身体のつくりにふさわしい省エネスタイルです。

体内における筋肉の役割は、身体を動かしたり、血液を循環させたりするほかに、熱を生み出し、体温を維持する一面もあります。筋肉量が少ないと、それだけ熱をつくる力(基礎代謝)が弱くなり、より寒さを感じやすくなってしまいます。

猫が人間や犬と比較して一般的に寒がりなのは、全体の筋肉量が少なくて済む(ただし、瞬発系の筋肉は非常に発達)、「単独での狩り」というライフスタイルの結果とも言えます。

愛猫のための防寒対策とは?

女性と毛布にくるまれた猫

具体的な防寒対策としては、まず、室温を一定の温度に保つことが重要です。

猫が快適に過ごせる室温は20〜28℃、湿度は50〜60%とされています。冬場は特に、エアコンなどで一日中、愛猫にとっての適温維持を心がけるようにしてください。

次に、日当たりの良い場所に日向ぼっこ用のスペースを作ってあげることも大切です。その際には、保温性抜群のモコモコ生地の毛布を用意するのも良いでしょう。寝床には、こもれるタイプのドーム型猫ベッドが重宝します。

対策と同時に、寒がっているかどうか、愛猫のサインを見逃さないことも大事です。

身体を丸くして眠っていたり、毛布から出てこなかったり、水分摂取量が減ったりすると、飼い主さんが思う以上に、愛猫は寒さを感じているかもしれません。エアコンの設定温度を上げる、もう一枚毛布を増やすなどして、適切に対処してみてください。

まとめ

暖炉のそばでくつろぐ猫

猫の多くは寒がりです。その理由として、今回は、「砂漠地帯にルーツがある」、「筋肉量が少なく、基礎代謝が弱い」という2つの要因を取り上げました。

上記の2点は、どちらも大昔から続く猫のライフスタイルに関係しています。言ってみれば、生まれつき「寒さが苦手」ということなのでしょう。冬でも半袖で動き回る元気な小学生とはずいぶん違います。

冬場でも愛猫が快適に暮らせるように、飼い主さんは、防寒対策にしっかり取り組みましょう。特に、成猫よりも筋肉量が少なく、寒さに弱い子猫やシニア猫への対応は入念にお願いします。

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