トランプ氏が“警戒”のマムダニ氏(34)移民・弱者に光あてイスラム教徒初のニューヨーク市長に…無名の候補がなぜ勝利できたのか?【news23】

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2025-11-06 02:58

歴史的な結果に、ニューヨークの夜は支持者の歓喜に包まれました。

【動画】トランプ氏が“警戒”のマムダニ氏(34)移民・弱者に光あてイスラム教徒初のニューヨーク市長に…無名の候補がなぜ勝利できたのか?【news23】

NY市長選 マムダニ氏が当確

支持者
「より良い世界にできると証明できた。これからも証明し続ける」
「彼がイスラム教徒だということがすごい。でも、選挙中に激しいイスラムへのヘイトを経験したことも忘れないでほしい。この街も国もまだ、その問題を解決できていない」

市長選挙での当選を確実にした民主党のゾーラン・マムダニ氏、34歳。アジア系として、そしてイスラム教徒としても初めてのニューヨーク市長となります。

NY市長選で当選確実 ゾーラン・マムダニ氏
「ニューヨークはこの暗闇のような政治を照らす光となるでしょう。国民の期待を裏切ったトランプを倒せるのは、彼を生んだニューヨークだけだ」

トランプ大統領との対決姿勢を鮮明にしてきたマムダニ氏。トランプ氏の故郷でもあるニューヨークで、移民やイスラム系など弱い立場の人たちのために立ち上がると宣言しました。

NY市長選で当選確実 ゾーラン・マムダニ氏
「ドナルド・トランプ、これを見ているのは分かっています。音量を上げて聞きなさい。ニューヨークは、移民の街であり続けるでしょう。移民が築き、移民が動かし、そして今夜からは移民が率いる街となります」

マムダニ氏の演説のさなか、トランプ氏は…

トランプ大統領
「さあ、始まるぞ」

宣戦布告ということなのか、マムダニ氏を「狂った共産主義者」と呼び、予算の制限までちらつかせています。

アメリカ・ニューヨークの市長選で勝利したマムダニ氏。トランプ大統領は選挙中から、マムダニ氏への批判を繰り返してきました。

「最高レベルの共産主義者でNYを破壊しようとしている」(アイオワ州 7月3日)
「働いた経験もない男がどういうわけか人気者になった。私はニューヨークに 大金を送るつもりはない」(閣議 10月14日)

ウガンダ生まれの移民で、7歳ごろにニューヨーク市に移住したマムダニ氏。公約に掲げたのは、国内で最も物価が高いニューヨークを、労働者階級でも暮らせる町にすること。

NY市長選で当選確実 ゾーラン・マムダニ氏
「生活費は若い人の問題だと思われているが、大勢のシニア世代が『自分たちが築いた町から追い出される』と言っている」

家賃の値上げ凍結や市営バスの無料化を訴え、財源として富裕層への増税を打ち出しています。

NY市長選で当選確実 ゾーラン・マムダニ氏
「NYの皆さん、一緒に家賃を凍結しよう! NYの皆さん一緒にバスの運行をスムーズに!(無料にしよう!)」

ニューヨーク市長には1月に就任します。ただ、トランプ氏はニューヨーク市への予算を制限することも示唆していて、公約が実現できるのかは不透明です。

アメリカで何が? 市長選の受け止めは…

小川彩佳キャスター:
トランプ氏にファイティングポーズを見せるような勝利宣言も大変印象的でしたが、このマムダニ氏の当選確実をどうご覧になりますか?

トラウデン直美さん:
支持層が両極にすごく分かれているような気がしていて、中道の人たちがどんどん減っているのかなと今回の件で感じました。

急進左派ということで、左派にもグラデーションがある中、そこでも少し溝ができてしまうのではないかということは、この先のアメリカの中での流れとして気になるところではあります。

実際にニューヨークには移民がたくさんいる一方で、富裕層も多いわけじゃないですか。どれだけ公約の実現性があるのかというところも気になります。

小川キャスター:
非常に混沌とする中、市内にとどまらず国政にもどのような影響が出てくるのか。ここで市長選から一夜明けたニューヨークと中継を結びます。今回の結果は現地ではどのように報じられているのでしょうか?

ニューヨーク支局長 並木航:
5日朝の主要な各紙では、マムダニ氏の当選を大きく報じています。ニューヨーク・タイムズは「これまでの勢いのまま勝利をつかみ取った」という見出しとともに報じています。

1年前は全く無名の候補だった彼が、なぜ勝利をつかみ取ることができたのか。その要因を探る記事が中にありまして、他の主要紙でも同様の記事が目立ちました。

一方、こちらは共和党寄りのタブロイド紙です。マムダニ氏が赤い服を着て共産党のシンボルを掲げており、「社会主義者が勝利した」という内容を強調しています。

そして、先ほどトランプ大統領がカメラの前でコメントしました。

トランプ大統領
「共和党にとって良い結果ではなかった。誰にとって良い結果なのか分からない。政府閉鎖が大きな要素で、共和党にとってネガティブだった。私自身が一番の理由ではないと言われている。よく分からないが、そう言われるのは名誉なことだ」

トランプ大統領は、10月1日から続く政府閉鎖が与党・共和党にとって逆風になった。自分自身への批判が選挙結果に大きな影響を与えたわけではないという認識を示しました。

トラウデン直美さん:
今アメリカで何が起きていて、今なぜこうなったのでしょうか?

並木支局長:
4日はアメリカでは選挙の集中日で、注目されたバージニア州など2つの知事選は、共に民主党の新人が勝利しました。

有権者が今回の選挙で最大のポイントとしたのは経済です。インフレが続いて、生活苦に喘ぐ人が続出する状況が続いています。

振り返ると、トランプ大統領は去年の選挙戦で主に経済、そして移民への不満、今の政治を壊してほしいという声を受けて当選にたどり着きました。

今回のニューヨーク市長選で街の声を聞きましたが、多くの人が生活苦を改善して、庶民のための新しい政治をしてほしいと言っていました。マムダニ氏はそのような、特に若者からの願い、そして大きなうねりを受け止めて勝ったということだと思います。

来年、中間選挙を迎えるわけですが、民主党がこの勢いを保てるのかどうかが注目されます。

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