猫に関する『よくあるウワサ・迷信』3選 本当なのか気になる言い伝えをご紹介

2025-11-09 11:00

猫にまつわる言い伝えや迷信の多くは、いかに猫という存在が私たちの暮らしに浸透しているかを物語っています。今回は、3つの職業にちなんで、猫の不思議な噂を紹介します。真偽を含め、猫雑学のひとつとして楽しく読んでみてください。

1.猫は気象予報士って本当?

顔を洗う白猫

結論から言うと、半分本当で、半分迷信です。少なくとも気象予報士の資格は持っていません。ただ、生まれながらの感覚をベースに、猫には天気の急変を感知する能力がある、と昔から囁かれています。

この話の出どころは、例の「猫が顔を洗うと雨が降る」という俗説です。

猫が顔を洗うのは、口まわりをキレイにするだけでなく、ヒゲのお手入れ、という目的もあります。

神経が密集する猫のヒゲには、温度や匂い、障害物との距離感の捕捉など、さまざまな役割があります。単独で狩りして暮らす猫にとって、ヒゲはサバイバルツールのひとつであり、非常に重要な部位です。

ところが、低気圧が近づくと、大事なヒゲが湿気を含んでハリを失ってしまいます。放っておくと、体感センサーとしての機能が低下。そこで猫は、正常な状態をキープするため、まるで顔を洗うかのように、ヒゲをせっせとメンテナンスします。

天気に左右されがちな漁師さんたちの間で、大昔から「猫が顔を洗うと雨が降る」と言われていたのは、日々の観察を通じて、雨降り前の猫のしぐさに気づいていたからです。

そういった背景もあって、「猫が顔を洗うと雨が降る」という言い伝えが、意外に信憑性の高い俗説として、人びとの間で今でも信じられています。

2.猫は霊能者って本当?

何かを見つめる猫

猫には幽霊が見える、と半ば愛猫家たちの間で噂になっています。本当にそうなのでしょうか?

答えから先に言うと、単なる噂話に過ぎません。おそらく、愛猫の一点凝視時の迫力と神秘性に、猫好きのみなさんの想像力が刺激され、「幽霊が…見えている!」と直観したのでしょう。急にピタッと動きを止め、虚空を見つめる猫の姿は、確かに霊能者のそれです。

猫が壁や天井をじーっと見るのは、「部屋の中を舞うホコリが気になっている」、あるいは「遠くから響いてくる物音を集中して聞いている」といった可能性があります。いずれにしても、霊的な存在への反応ではなく、聴覚・視覚を駆使した結果です。

もし猫が本当に霊能者で、心霊現象を幻視できたら、生活に支障をきたすような深刻な事態になるかもしれません。

「落ち武者が寿司詰め状態…」

そんなおうちには決して住みたくないものです。

3.猫は辛口グルメ評論家って本当?

レストランで食事する猫

猫の食に対するこだわりは、猫飼いさんなら、日々、イヤというほど味わっているはずです。

好き嫌いの激しさはもちろん、いったん気に入ったフードでも、一定期間が過ぎると、容赦なく「好かん」のカテゴリーに入れられてしまいます。猫のシビアな食通ぶりは、まるで辛口グルメ評論家のようです。

猫の食べムラには、「ネオフォビア(新奇恐怖症)」、「ネオフィリア(新しいもの好き)」という異なる2つの要素が深く影響している、と考えられています。

「ネオフィリア」は、同じメニューが続いたとき、「もう飽きたよ!」の意思表示として表れます。一方、「ネオフォビア」は、飼い主さん厳選の高級プレミアムフードへの切り替えに「No!」を突きつけます。

この背景には、野生時代の名残が関係しています。

栄養源が限られる野生下では、同じ種類の食べ物に依存していると、環境の変化などで獲物の数が激減した場合、命の危機に直面します。幅広い獲物のレパートリーを持っておくことが、危機管理上の猫のフードスタイルです。

ちなみに、「ネオフォビア」、「ネオフィリア」、どちらの傾向が強いかは、個体差によるところが大きいと言われています。

猫が数多のグルメ評論家と一線を画しているのは、ダメな理由を一切論評してくれないことです。不満点を指摘してくれれば改善の余地はありますが、ただ、手つかずのフードを残し、クールに立ち去るだけ。言葉で表現しない分、ある意味、辛口グルメ評論家よりも激辛です。

まとめ

窓の外の雨を見上げるスコティッシュフォールド

ミステリアスな猫は、私たち人間にさまざまな影響を与えています。猫の噂や迷信、言い伝えの豊富さもそのひとつの証です。

今回は、代表的なものとして、「天気にまつわる言い伝え」、「超能力めいた迷信」、「食に関する噂」の3つを紹介しました。

猫が私たちの心をつかんで離さない限り、おそらく、今後も、ウソか本当かわからない、奇妙で不思議な言い伝えや迷信が生まれていくことでしょう。それもまた、猫を語るうえでたまらない魅力になるはずです。

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