坂井市で進む“未来のまちの足”づくり 自動運転「イータクプラス」社会実証がスタート

2025-11-12 08:00

福井県坂井市で、ちょっと未来を感じる取り組みが始まっています。
市街地を走るのは、ハンドルを握らなくても進む「自動運転車」です。
地域の人たちが気軽に乗れるようにと運行されているこの車は「イータクプラス」と呼ばれ、市役所春江支所から春江病院までの約2.5キロを、静かに、そして確実に走っています。

この実証運行は、日々の移動をもっと便利に、そして将来的には“運転手がいなくても走る”社会を見すえたものです。
車両には多くのカメラが取り付けられ、歩行者や他の車の動きを見守りながら安全に走行します。
市民がスマートフォンのアプリで予約をして乗車できる仕組みで、市外の人でも登録すれば体験が可能です。

初めて乗る人の中には「ちょっと怖いかも」と感じる方もいるようですが、実際に乗ってみると「想像よりずっと自然」「まるで人が運転しているみたい」と安心する声が多く聞かれます。
福井のまちを静かに走る自動運転のバン。その車内では、これからの“まちの足”が少しずつ形になりつつあります。

市民が体験する新しい移動のかたち

福井県坂井市では、10月末から11月29日までの約1か月間、自動運転車「イータクプラス」を使った社会実証が行われています。
春江支所から春江病院までの約2.5キロの区間に7つの停留所を設け、平日のみならず土曜日も運行。市民が日常の延長として体験できるよう、開かれた形で実施されています。

この取り組みの目的は、運転手不足が深刻化する地域の公共交通を支える新しい手段を探ることにあります。
また、今後の「完全自動運転」時代に向け、どのような課題があるのか、どの程度市民に受け入れられるのかを検証する意味も込められています。

試乗の方法もとてもシンプルです。
スマートフォンのアプリ「イータク」から希望の時間を選んで予約するだけで、坂井市民以外でも登録すれば誰でも体験することができます。
まちを走る小さなバン型の車両は、春江エリアの交通量の多い通りを静かに進み、未来の移動のかたちを少しずつ描き出しています。

静かに走る自動運転バンの車内では

運行初日、春江支所の停留所にはブルーのマークが掲げられ、出発の時を静かに待つ車両の姿がありました。
定刻になると、バン型の「イータクプラス」が滑るように到着。乗り込むと、運転席のすぐ後ろにモニターが設置され、車の周囲の様子が映し出されています。

出発時はまず手動運転でスタートし、道路状況を見ながら自動運転に切り替わります。
切り替えの瞬間はモニターに表示が出て、歩行者や自転車は赤い印で検知される仕組みです。
ハンドルに軽く手を添えるだけの運転手の姿に、同乗者からは「本当に自動で動いているんですね」と驚きの声も。

春江支所から春江病院までは、全部で7つの停留所があります。
あらかじめアプリで降車予約ができるため、好きなタイミングで乗り降り可能です。
交通量の多い目抜き通りやカーブの区間では、状況に応じて一時的に手動運転に切り替えることもあり、安全を最優先にした走行が続きます。

車内には静かなエンジン音と、モニターに映し出される周辺映像があります。
まるで人の手で操られているかのようにスムーズな走行に、乗車した市職員も「安心感がありました」と話します。

安心を支える技術と人の連携

イータクプラスの車体をよく見ると、上部や前後、両側面などに小さなカメラがいくつも設置されています。
その数は全部で18台。360度の視野で周囲の歩行者や車、自転車の動きをとらえ、安全な走行をサポートしています。

今回の自動運転は、完全無人ではなく「レベル2」と呼ばれる“部分的な自動運転”にあたります。
ハンドルを握るのは地元・ケイカン交通の運転手。基本的な走行は自動で行われますが、交通状況や急な動きがあるときには、すぐに手動に切り替えられる仕組みです。

こうした「技術」と「人」の協力によって、安心して乗れる運行が実現しています。
乗客にとっては「機械に任せすぎない安心感」ない安心感”があり、初めて体験する人でも自然に受け入れられるよう配慮されています。

市民が感じた“未来の足”への期待

試乗を終えた人たちからは、「思っていたよりずっとスムーズ」「人が運転しているみたい」「怖くなかった」といった声が多く聞かれています。
最初は不安を感じていた人も、実際に乗ってみると安心感が強く、「次は完全自動の走行も体験してみたい」という前向きな意見も寄せられています。

坂井市では、こうした市民の声をもとに、今後の運行データやコスト、安全面などを検証していく予定です。
人手不足が課題となる地域の交通をどう守り、持続的に維持していくか――。
今回の「イータクプラス」の社会実証は、その解決策の一歩として注目されています。

未来の交通は、いつの間にか私たちの暮らしのすぐそばまで来ています。
ハンドルを握らずに進む車が、地域のまちを静かに走る――。
それは、坂井市が描く“人と技術がともに進むまちづくり”の確かな一歩です。

  1. 「国家予算は自分たちを支持した人のためのものではない」小川代表が簗大臣“予算カット”発言を批判
  2. 【 磯野貴理子 】 ジョウビタキやミズタマソウ捉えた秋のショット公開 「ゆっくり投稿していきます。よい秋を」にファン反響
  3. 【 本田望結 】「夏、またね」背中が開いた黒トップス×ワイドデニムのコーデ披露 「ロングヘアもバッチリ」「大人になったなー」の声
  4. 11歳の栗原悠輝、将来の夢は「電車の運転手とか塾の算数の先生」 『ぷよぷよeスポーツ』でアジア大会史上最年少金メダル
  5. 台風27号 あす(6日)からあさってにかけて日本の東海上を北上する見込み 列島に影響なし きょう午前台風28号・台風29号発生 トリプル台風に
  6. 台風25号で被害 JR内房線が長浦駅-木更津駅の間で運転再開 長浦駅-姉ケ崎駅の間は復旧まで少なくとも3か月かかる見込み 通学への影響続く
  7. 大谷翔平は2試合連続安打、佐々木朗希は今季PSリリーフ初登板で2回無失点もドジャースは敗れ1勝1敗に
  8. 【 原千晶 】 「北海道はご飯も美味しいーーーっ」道東グルメを満喫 海鮮丼・毛カニラーメン・ウイスキーなど豪華ショット公開
  9. おばあちゃんが家にきて、孫を撫でた結果→大型犬が嫉妬して…『私も見て!』甘えん坊すぎる光景に反響「可愛いヤキモチ」「一生撫でないとw」
  10. ビル建設現場に侵入 銅線約150キロ・40万円相当盗んだか 26歳男逮捕 共犯者いるとみて捜査 警視庁 東京・品川区
  1. 15歳男子中学生が特急列車にはねられ死亡 警報機・遮断機なしの第4種踏切で 長野・大町市
  2. 【速報】日経平均株価、7万円台回復 約3か月ぶり 米早期追加利上げ観測後退で AI・半導体関連中心に買い注文広がる
  3. 【 時東ぁみ 】息子の運動会に感動 「まだ4年半しか人生生きてないので」ダンスやかけっこを見守る
  4. 赤ちゃん犬を抱えていたら、手の中で眠ってしまい…眠さの限界を迎えて見せた『ぬいぐるみすぎる光景』に悶絶「めちゃかわいい…」「天使がいる」
  5. 【 工藤静香 】 災害救助犬チームへ「ポータブル電源」を寄付 ライブグッズ売上の一部で支援「しーちゃんらしい社会貢献」「少しでも携われて幸せ」
  6. 日本ハムが主力「シャウエッセン」を実質値上げ 1パックあたり10グラム減に 中東情勢などで原材料費や物流費が高騰
  7. 日経平均株価 一時1700円以上値上がり アメリカの早期追加利上げ観測後退で AI・半導体関連に買い注文
  8. ブラジル大統領選挙、現職と前大統領の長男による決選投票へ
  9. 【 照英 】東京ディズニーシーで〝貝殻ショット〟公開 「ディズニープリンス」「脚のラインが綺麗すぎて」の声
  10. 宿題をしようとしたら、机の上にやってきた『2匹の猫』…勉強を邪魔する様子に「絶対退いてくれないヤツw」「最高の癒しw」と笑う人が続出
  11. 赤ちゃん犬が『生まれて初めてお散歩をした』結果→怖くなって、おててを…とんでもなく尊い『行動と表情』が92万再生「守りたい」「出勤前の俺」
  12. 台風27号 あす(6日)以降 本州の東の海上を進むが天気に大きな影響はない見込み 台風28号・台風29号も発生