亡き母の愛猫が、大学アメフトチームの「マスコット」になって選手の士気を高めてくれる 米国

2025-11-14 06:00

大学アメフト・チームのマスコットはペルシア猫。遠征のときも同行して選手たちの士気を高め、ファンたちを魅了しています。この猫は選手の飼い猫ですが、もともとは癌で亡くなった母親の愛猫だったのです。

大人気のセレブリティ猫

クッションにもたれるペルシア猫

画像はイメージです

米大学アメリカン・フットボール・リーグの熱心なファンたちは、「Bowling Green Falcons」チームのマスコット猫に夢中です。

ペルシア猫のPudgeは2025年8月以来、同チームの遠征には必ず一緒に参加してきました。この猫は選手の一人George Carlsonさんの飼い猫ですが、ネット上ではいまや大人気のセレブリティです。専属の警備員が配備され、大手ペットフード会社から無料の餌やケア製品まで贈られています。ファンからはセルフィーや抱っこをねだられます。それだけではありません。人気ビデオゲームにもキャラクターとして登場しているほどなのです。

亡き母が息子のために迎えた猫

ペルシア猫を抱く女性

画像はイメージです

Pudge は、Georgeさんの母Cristenさんの飼い猫でした。2021年に彼女がステージ4の卵巣癌と診断されたとき、Georgeさんは大変なショックを受け、アメフトを中断するほど悩みました。彼と母はとくに仲のよい親子だったからです。

Cristenさんは小さな農場で息子を育てるかたわら、猫をはじめとした多くの動物を自宅に保護してよく世話をしていました。Georgeさんがペルシャ猫やエキゾチックショートヘアのような「平たい顔の猫」に特別な愛着を持っていることを知っているCristenさんは、闘病生活を送りながらも、息子のために2023年にPudgeを家族に迎えました。

その翌年に彼女は亡くなり、GeorgeさんがPudgeを引き取ることになったのです。傷心の彼にとって、この猫の存在が大きな心の支えになりました。やがて彼は再びアメフトの練習を始めたのです。

選手たちの士気を高める「マスコット」

アメフトボールと猫

画像はイメージです

2024年8月、チームの過酷な練習の後でGeorgeさんがロッカールームにPudgeを連れていきました。するとどうでしょう。心身とも疲れきっていた選手たちが、猫を見るとたちまち元気を取り戻したのです。その後のチームの活躍ぶりは、いうまでもありません。

ロッカールームでの出来事はソーシャルメディア上で投稿されました。そしてすぐに多くのネット民から、Pudgeを讃えるコメントが寄せられたのです。

その数週間後には、Pudgeをモデルにしたノベルティ商品が作られ、専属警備員が配置され、専門誌に「今週のスター」として登場するほど人気が盛り上がりました。Pudgeはいまのところ、同チームのどの選手よりも知名度が高いといっていいほどです。

この愛らしい猫のおかげで、スタジアムはいつも満席だとか。たぶんアメフトだけでなく「猫好き」なお客さんが大部分なのでしょうね。

出典:“Backbone of the establishment”: College football mascot Pudge the Cat comforts grieving a son, saves his team, and goes viral

関連記事

仲良くじゃれ合っていた2匹の猫→前足が"ちょうどいい位置"に伸びて…『予想外の表情』に「奇跡的な光景w」「思わず吹き出した」と13万再生
雷の音におびえて『お布団に避難したネコ』…顔だけのぞかせる姿が尊すぎると2万いいねの反響「守られてるね~」「お人形さんみたいでかわいい」
おままごとをする娘をそばで見守っていた猫→娘が眠ると…まさかの『尊すぎる瞬間』に1万いいね「可愛すぎてやばい」「涙が止まらない」
『ソファでくつろぐ子猫』を見ていると…飼い主悶絶の『あまりにも愛らしい行動』に「本当にかわいくて無理」「生まれてきてくれてありがとう」
猫が口を半開きにする4つの理由

  1. 物価高の時代に奇跡のワンコインランチ 寿司チェーン店の挑戦!驚愕の90円ランチも【Nスタ】
  2. 【 川﨑麻世 】初めて “ラストまで” 妻の店で手伝い  “寿司を握って・週5で食べて・それでも寿司屋に通いたい”
  3. 今川焼?大判焼き?回転焼き?“あの和菓子”はなんと呼ぶ? 大規模調査で呼び方勢力図マップが完成!?【Nスタ解説】
  4. 【 ちゃんみな 】体調不良で出演をキャンセル 「申し訳ありません 早く回復する様努めます」
  5. 「率直に困った」スペイン豚肉輸入停止でスーパー困惑 生ハムピンチも…豚肉じゃない!代替〇〇生ハムに注目【Nスタ解説】
  6. りくりゅうペアが3季ぶりファイナル制覇!フリー自己新で三浦は涙、大接戦制しミラノ五輪へ弾み【GPファイナル】
  7. 【 西山茉希 】カニの身を豪快に絞り出す「おしゃべりせっかちクック」 “西山食堂” 快調運転「まずは年末まで駆け抜けよう!」
  8. 駐日韓国大使 日韓関係「安定を取り戻した」日中関係では「仲裁の役割を果たすことになる」
  9. 【 ののちゃん 】大きな石にチャレンジ「びくともしません」 公演先の博多でひーちゃんと思い出
  10. 旧統一教会の敗訴確定…「テレビ番組で名誉毀損」と教団が読売テレビと紀藤正樹弁護士を訴えた裁判 最高裁が上告を受理しない決定
  1. 同僚の日本人女性(58)の顔や首を刃物で刺したか 中国籍の男(39)を逮捕 女性は死亡…事件当時は面談中か 千葉・いすみ市
  2. 【速報】川崎市のリサイクル工場で火事 現在も延焼中 逃げ遅れなし
  3. 当せん者は誰?7億円宝くじ無効まで約1か月…宝くじ売り場には「WANTED」の文字も
  4. 動機は…彼女に会いたくて? 静岡・伊豆の国の病院から逃走・確保された島田健太郎被告(54) 病院には置き手紙も 静岡県警は謝罪
  5. 「クラウンRSに乗りたい気持ちが抑えきれなかった」 車窃盗容疑で逮捕の男 東京・足立区の盗難車による死傷ひき逃げ事件 死傷者は14人に 警視庁
  6. 「仕事などで溜まったストレスを解消するため」神奈川県警栄署の20代男性巡査を撮影処罰法違反の疑いで書類送検 神奈川県警は男性巡査を減給処分 巡査はきょう付で退職
  7. 0歳から投資可能に!? 政府与党が検討進める「こども向けNISA」 月5000円投資するといくら貯まる?【Nスタ解説】
  8. 中国軍などが100隻超の艦船を東アジア海域に展開 過去最大規模・・・高市総理答弁や台湾の発表背景か 中国は「法に則って活動」
  9. 勾留中の被告(54)が7階窓から逃走…逃げた状況が明らかに その後、静岡・三島市内で確保 伊豆の国市の病院で警察官監視のなか
  10. 中国軍や海警局が100隻超の艦船展開と報道 「法に則って活動」中国外務省が主張
  11. 「乗るのは控えようかな」ガソリン安も喜び束の間?首都高 来年度に値上げか 上限料金撤廃も 老朽化や物価高で維持管理費増
  12. フリーアナウンサーの女性をSNSで脅迫した疑い 女(30代)を書類送検 写真集の上に包丁を置いた写真など投稿 警視庁