幸運の猫とされている『コラット』はどんな猫種? 性格や特徴、歴史に至るまでご紹介
コラットという猫種をご存知でしょうか?日本では耳慣れない名前かも知れませんね。コラットは原産国で幸運の猫として知られている猫です。ここでは、性格や特徴から歴史など、コラットについてご紹介します。
コラットってどんな猫?

コラットはタイ原産の猫種です。タイでは贈り物として人気があるそうですよ。特に結婚式にペアで新郎新婦に贈られることが多いのだとか。
短毛でシルバーブルーの被毛なので、ロシアンブルーに似ていますが、ロシアンブルーが細めで華奢な体型なのに対し、コラットは筋肉質です。またロシアンブルーはダブルコートの被毛ですが、コラットはシングルコートです。
瞳はグリーンあるいは黄色がかったグリーンで、色は年齢が上がるにつれて変化します。
頭はハート型で、これはコラット独特の形なのだそうです。ハート型なのは頭だけでなく、正面から見た顔や鼻、胸元の毛の流れもハートの形をしています。
成猫の平均体重はメスで3~5kg、オスで4~7kg。成長はゆっくりで、成猫になるまでに4~5年かかるといわれています。
コラットの性格

コラットはとても賢く、犬のように投げたおもちゃを持って来る遊びができるといいます。しつけはしやすいですが、プライドが高いので褒めて伸ばすスタイルが向いているでしょう。
活発なので遊びは大好き。その分、運動不足にならないよう注意する必要があります。
穏やかで寂しがりやな面もあるため、長時間ひとりでのお留守番は向いていません。飼い主さんに対する独占欲が強いともいわれています。
他の猫種よりも聴覚、嗅覚が優れているため、大きな音や強いにおいが苦手です。
コラットの歴史

コラットの歴史は古く、アユタヤ王朝時代(1350~1767年)の書物や絵画にも登場します。タイ語で「幸運をもたらす猫」という意味の「シ・サワット」とも呼ばれ、大切にされてきました。
名前の由来となったタイ北東部のコラット地方で自然発生的に誕生したといわれています。
1880年代にイギリスのキャットショーにコラットが登場していますが、このときはコラットではなくシャム猫として紹介されたそうです。
1959年にアメリカで紹介され、1965年に猫種として認定されています。イギリスでは、1975年に公認されました。
コラットの被毛は光沢のあるブルーの毛色です。このカラーが雨雲に似ているため、雨ごいのイメージがあったようです。そこから「豊作の象徴」として「幸運の猫」といわれるようになりました。また、ハート形の顔も「愛」をイメージさせるため、結婚のお祝いに喜ばれるようになったといいます。
コラットを飼うには?

コラットは、日本のペットショップではほとんど取り扱いがありません。コラットをお迎えする場合はブリーダーを探すしかありませんが、コラットのブリーダーもわずかしかいないため、日本で入手するのはまだまだ難しいといえるでしょう。
まとめ

幸運を呼ぶという猫コラット。その美しい被毛や瞳、ハート形の頭や顔など魅力がいっぱいです。日本では珍しい猫種ですが、機会があれば会ってみたいですね。
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