猫にとって『消毒液』が危険な理由3つ 思わぬ事故を防ぐための注意点も解説

2025-11-19 17:00

おうちの掃除や手指の消毒などで消毒液を使う機会は多いでしょう。実は、消毒液が愛猫にとって命に関わる「有害なもの」になってしまう危険性があるのです。猫に消毒液が危険である理由と、愛猫を守るための注意点を解説します。

猫にとって消毒液が危険な理由

手を消毒しようとする人

1.体内で分解できないから

家庭でよく使われる消毒液には、主にアルコールや、ノンアルコール系の代表的な成分であるベンザルコニウム塩化物といった成分が含まれています。人間はこれらの化学物質の分解酵素の働きが備わっています。

しかし、猫はこの酵素の働きが弱いため、スムーズに処理できません。その結果、猫の体内に残った化学物質が、中毒症状や、肝臓などの臓器にダメージを与えてしまうのです。

2.においや蒸気を吸引しやすいから

消毒液の成分は、蒸発したり、強いにおいを出したりするものがあり、猫の呼吸器を刺激します。塩素系は強い刺激臭、アルコール系は蒸発した成分で粘膜に炎症を引き起こす可能性があるのです。

また、消毒液の蒸気は床付近にたまりやすく、床に近い低い位置で生活している猫は、人間よりも濃度の高い蒸気を吸い込むリスクが高くなります。猫の敏感な嗅覚とデリケートな呼吸器にとって、においや蒸気はストレスになるだけでなく、咳や鼻炎、時には呼吸困難の原因となります。

3.皮膚や粘膜を直接刺激するから

消毒液の成分は、ウイルスや菌の細胞を壊しますが、これは猫の体の細胞にも強い刺激を与える可能性があります。

特に濃度が高い塩素系の消毒液が粘膜に触れると、強い痛みや炎症、ただれといったダメージを引き起こす危険性があります。アルコールやベンザルコニウム塩化物なども、猫のデリケートな皮膚や粘膜に付着したままになると、皮膚炎や炎症の原因となります。

消毒液で猫の事故を防ぐための注意点

毛づくろいする猫

毛づくろいでの舐め取りを防ぐ

飼い主さんの手や床などに消毒液が付着し、猫が毛づくろいや接触でそれを舐めてしまうのが、もっとも多い事故です。手指消毒後は、完全に乾いたことを確認してから猫に触れましょう。

床や家具を拭き掃除した際は、成分が残らないように乾いた布や水拭きを徹底し、猫が舐めても大丈夫な状態にしてから部屋に戻すようにするのが安全です。

誤飲を防ぐ

消毒液のボトルは、猫の手が届かない、開けられない収納にしまうことを徹底しましょう。もし液体が床にこぼれた場合は、すぐに猫を別の部屋に隔離し、残らないようにきれいに拭き取りましょう。

吸引を防ぐ

スプレー式の消毒液を使うときは、必ず猫をその場から遠ざけ、窓を開けて換気をしっかり行いましょう。猫の寝床やトイレなど、猫が長く過ごす場所の近くで消毒液を使うのは避けてください。

猫が消毒液を口にしてしまったら

聴診器を当てられる猫

もし猫が消毒液を舐めたり、大量に吸い込んだりした可能性がある場合は、吐かせるなどの自己判断での処置はせず、少量であってもすぐに動物病院に連絡し「何を、どのくらい、いつ舐めたか」を伝えて指示を仰ぎましょう。

まとめ

液体の入ったボトルを触る猫

猫の体は消毒液の化学物質を分解できません。誤飲や舐め取り、蒸気の吸引といった事故が起こらないように管理や使用方法を徹底することが大切です。万が一の際はすぐに動物病院へ連絡しましょう。

関連記事

猫が寂しかった時にする5つのサイン
赤ちゃんが『妙に静かだな』と思ったら、子猫と一緒にいて…微笑ましすぎるやり取りに"癒される"と反響「ほのぼのするね~」「可愛い」
座っている猫に話しかけたら無視されて…何度か声をかけた結果→まさかの反応が387万再生「全てを知ってしまった猫」「貫禄がすごいww」
物陰に隠れる子猫→飼い主さんがやって来ると…511万再生を記録した『かわいい展開』に「なんて愛らしいんだ」「とっても賢い」<海外>
猫が顔の近くで寝る4つの理由と飼い主への信頼度

  1. 病院に連れてこられた犬→『病院だ』と気付いた瞬間に…分かりやすすぎる『怖がり方』が18万再生「ガクブルww」「かわいそうだけど可愛い」
  2. シール帳の次は「お菓子帳」! 少ないお小遣いでも作れる友だちと交渉して交換!あの菓子メーカーも反応
  3. シュートトラック男子500m エース宮田将吾、組4位で予選敗退、吉永⼀貴は転倒に巻き込まれるも救済措置で準々決勝進出
  4. 途中棄権続出 ! “魔のコース”で初出場の相原史郎が23位で2回目進出 95人スタートし46人がフィニッシュ【ミラノ五輪】
  5. 髙木美帆、通算9個目のメダルで日本女子最多更新!日本勢17個で「過去最多」へ王手 メダル量産の背景とは【Nスタ解説】
  6. 物価高時代の「ピンポイント消費」とは? “節約”しながら“家族との思い出”も作るには…スキー場で取材 きょう発表のGDPにも
  7. うちの王様にはどうしても抗えない【第343話】「逃げすぎ」
  8. 三井住友銀行が「実質10%超の賃上げ」に踏み切る方針 従業員組合が春闘で要求し会社側は受け入れへ 実現なら“合併発足以降最大の上昇幅”に
  9. オンライン学習塾「メガスタ」、中学受験「一橋セイシン会」の運営会社が破産手続き開始 設備投資や広告費が負担に資金繰り悪化
  10. 「血まみれの人が助けを求めている」火災の住宅で流血の男性が死亡 殺人事件として捜査 首に複数の傷 広島・東広島市
  1. 【成功の瞬間映像】「いい色ですね」“国産レアアース”泥回収成功の舞台裏 強風で何度も作業中断 届いた吉報に歓喜 深海6000メートル 課題はコスト
  2. 【速報】インフルエンザ感染者数 5週連続増加 前週の約1.5倍の「43.34人」 厚生労働省
  3. 「みずほ証券」本社などを強制調査 男性社員がインサイダー取引に関与した金商法違反の疑いで 証券取引等監視委員会
  4. 東京都「無花粉スギ」で花粉ゼロに?2030年には年間10万本の苗木の生産へ【ひるおび】
  5. 鶏鍋など食べた『13人発症・6人通院』 「カンピロバクター」集団食中毒 【40℃の発熱者も…】
  6. 【 影山優佳 】〝知らぬ間に自身の画像を切り抜かれた〟『偽の情報商材広告』に警鐘
  7. インフルエンザ感染者数「5週連続増」で前週の約1.5倍「43.34人」に 33都府県で「警報」基準の「30人」以上 厚生労働省
  8. 「新たな犯罪類型の先駆け」“ルフィ事件”組織幹部の藤田聖也被告(41)に無期懲役判決 「現実感や抵抗感ないまま犯罪継続」強盗致死などで起訴 東京地裁
  9. 犬を『期待』させてしまう飼い主のタブー行為4つ 愛犬をがっかりさせる行動まで
  10. LGBTQ+等の当事者が集い、学び、繋がれる常設のコミュニティスペース『Queer Space Tokyo』
  11. りくりゅうSP5位から逆転メダルへ ! ジャンプ新採用“スーパーチーム” 小林陵侑&二階堂蓮の最強コンビで挑む【大会11日目みどころ】
  12. “30年に一度”の記録的少雨で全国的に「水不足」深刻化…川が干上がり、「給水制限」も 乾燥続きでインフルエンザも猛威